みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

繊細な状況には発想の転換を[2017.12.7]

[2017.12.7]
午前中に訓練、午後はシャワー浴や保育、と、
今週はこれらの予定がルーティンになり、
その間に抗生剤投与や食事注入、排泄介助が入るため、
平日日中は長々ゆっくり過ごせる時間がなくなった。

それでも、夜はやっぱり何度か起き、
その前後は薄く覚醒している時間があるため、
良好な睡眠状態ではなく、夜と日中に水薬を投与するパターン。

午前中のうちに怪しい動きをするようになって、
昼に飲む予定の鎮静系の薬を先に飲ませて対処しようとした。
一日目はそこそこうまくいったが、
二日目も同じ状態で同じくやってみたがイマイチ。
三日目も同様、さらにイマイチ。
イマイチだと、その後に水薬投与してなんとか落ち着く。

四日目、やはり夜睡眠不足状態。
午前の訓練室に出かける前に、
あ、そうだ、先に水薬投与してみたらどうだ?と、トライ。
これがとてもうまくいった。

訓練後の昼食時に、短時間だが昼寝。
力は日中はほぼ寝ない子なので珍しいこと。
ちょい寝は多くの人に効果的と言われているが、
力にも当てはまる。午後から就寝時まで落ち着き。
この作戦は今日でニ回目だが、今日もうまくいった。
午後とても安定して、シャワー浴後に笑顔も見られた。
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毎日決まったリズムで生活していくのは、
人にとって大事なこと。
そのことを常々認識させられているため、
つい、決まり事を崩したくないと頑なになりがちになってる。
が、こんな繊細な状態の力には、
あえて、俯瞰しながら、
ちょっとした発想の転換が吉と出ることもある。

どんなことでも、どんなときでも、
少しの余裕や余力がないと、袋小路に入るばかり。
お付きのもの、心も体も、余力を持つようにしつつ、
柔らかく頑張ってまいります。