みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

不敵な顔の男は不屈[2017.11.29]

[2017.11.29]
昨夜、力が寝てしまって夫と一時交代した。
夜勤帯の検温が37.5℃と連絡。
ここ数日、夜になると微熱傾向だったが、37℃台が初。

戻って深夜注入の準備をしようと24時前に病室を出ると、
夜勤中の病棟担当医とばったり。
お母さん起きてるだろうからと、
血液からまた菌が出た、との速報を受け来室してくれたのだ。

先日の土曜のうちに一回採血しており、
数値がかなり改善していたため、
週明け再度採取した血液を培養した結果を見て、
早めに抗生剤治療を切り上げてみよう、との方針だった。
誰もが、とりあえずは今回の菌は退治済みのはず、
との見解だったが、それを裏切る結果で、医師も嘆息混じり。

菌の特定はまだだが、明日からまた新しい抗生剤治療開始。
次も同じ結果になることも考えられるので、
どこから菌が侵入しているのか、
どうして繰り返すのか、原因を特定できれば良いのだが、
と、菌が特定されていない昨夜の時点で、
明朝、改めて血液や尿、たんなどの検査になった。

深夜帯にこの話はなかなかきつい。
いろいろ考えてしまい、なかなか眠れず。

朝方やっぱり4時前に覚醒、水薬投与。
翌朝すぐに検査。午前のうちに採血と採尿検査結果は出たが、
思ったほど悪くなく、今出ている菌はやはり腸内菌の一つで、
大暴れする前の段階、のようだ、とのこと。

どちらにせよ抗生剤3剤目。どんどん強度は上がり、
それだけ身体、特に腸管への負担は増えるばかり。
あっちをとればこっちはへこむ状況で、
道のりは長い、というのだけがはっきりわかっていること。

午前のうちに、訓練の先生が再来室。
あら、膝、結構伸びてきてるね、と、しっかりケア。
普段は立位の練習もしている旨、話すと、
訓練室にこれたらいいよね、という流れに。
すぐ医師に頼んで、明日から訓練室に行けることになった。
病室ではない、訓練を頑張ってる子どもたちがいる空間は、
きっと気分転換になるだろう。

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今の時点では、今日は昨日より安定の1日。
ふと見ると、力、不敵な顔をしていた。

こんな不敵な顔の男に弱みは見せられない。
不屈の精神で参ります。