みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2016.4.20主治医から卒業

今月の受診、昨日だが、診察後おもむろ?に、
今回の診察限りで主治医から卒業の旨を告げられた。
絶句。。。。。
主治医には、力のまさに最初から、
生後5日から診てもらっており、長い付き合いだ。
途中、異動で2年ほどあいたが、
また戻ってきてくれたので再度主治医になってもらい、
今に至る。
1歳までは、何度も命を救ってもらった。
それから後は、夫不在のわが家の状況を鑑み、
フレキシブルに対応してくれた。
力はあれやこれや、大変なことがあるので、
内科系、外科系それぞれにがっつりかかり、
それぞれの異なる見解に悩まされることが多かったが、
そのトータルコーディネート的な役割を果たしてくれたのが、
主治医だ。
大学病院などは特に顕著のようだが、医療も縦割りが現実だ。
そして、それは、患者にとって弊害以外の何物でもない。
上下関係も厳しい医療施設は、
それがうまく機能しているのならいいのだが、
そんなところは見たこともきいたこともない。
大事なのは企業も医療も行政も風通しの良さだと思う。
かかっている病院は、こども主体の病院なので、
ほかの病院と比べるとかなり連携してやってくれている方だ。
その中で特に主治医は、
診察中でも問題点や、疑問点をぶつければすぐに、
他科の医師や薬剤師、栄養士に電話して、
尋ねたり対応してくれたりしてその場で糸口を見つける。
治療中もいつも、
壁を作らずどのスタッフともよく話をしていた。
医療と家庭とでうまくタッグが組めたからこそ、
力をここまで押し上げてこられた、という実感がある。
乳児から診察してくれていたが、
主治医の所属科からすれば
もうとっくの昔に手を離されている年齢の力。
いろいろあることで、ずっと診てくれていたのだ。
ここ数年は、もうすぐかもなあ、と思いつつだったのも確か。
そう思っていても、いざそうなればいきなりな感じもして、
昨日の時点では私がかなりショックを受けて帰宅してきた。
もう手を離しても大丈夫だよ、と言われたのだが、
それをまだ素直に喜べずにおり、記事更新しきれず。
力と私たち、
この主治医に縁があったことが最大の幸運だった。
実は、主治医と私は同年齢。
フランクな人だったので、ざっくばらんに相談できたし、
主治医の意見などもすぐに受け入れられた。
毎月受診は大変だったが、私が煮詰まらずに居れたのは、
主治医のおかげだ。
力の命を救ってくれたと共に、
私や、私たち家族の命や生活を救ってくれたことに、
本当に感謝したい。
今までありがとうございました!
もっともっと力を元気に力強くして、
一緒に顔を見せに行かんとね。