みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2016.4.4大分県大山町

4月頭の週末は家族旅行敢行。
ここ数年、この時期の家族の都合が合いやすく、
今回はうまく桜満開の日程にばっちり合ってラッキーだった。
力を授かった後の家族旅行の行き先は、
力の体調と体力に無理がない計画を立てるようになった。
1.車で2時間以内で移動できる、2.高速道路などのアクセスが良く急変あればすぐに移動できる、3.ルートに逃げ場がある(渋滞路線を通らない)
移動しやすく融通きくルートのエリアであることは、
譲れない点だが、
宿は夫、娘1、娘2の方々に散るリクエストを集約して、
みなそれなりに納得できる場所をピックアップして決める。
私は、なんか偶然見つけちゃった、
的な穴場ちっくなところが好みで最終的には財布との相談。
今回は大分県内とターゲットを決めていたが、
大山町でまさに、たまたま要望に叶う場所を見つけ決定。
「ひびきの郷(さと)お宿あさもや」/大分県日田市大山町
道中、いろんな場所の桜満開を見ながら移動。
花見日和の土曜は、車窓からもどこも盛況だった。
力は朝から起きて準備万端でいい感じに出発。
往路、車内は疲労してはいたが、機嫌よし。
到着して部屋にごろんと寝かせると、
うれしそうにばたばた動いていた。
食事前にお土産物屋さんに行き、梅酒などを購入。
すぐ前に広場があり、まさに満開の桜がきれいに咲いていた。
宿のすぐそばに、「進撃の巨人」の作者の実家があるらしく、
進撃の巨人グッズも数多くあった。(あんまりみてない)
お店から見える美しい渓谷は、
進撃の巨人の聖地」との看板があった。
言われてみれば、あの渓谷から巨人がにょきっと顔を出しそう。
夕食はなかなか及第点だった。
お吸い物がおいしく、力に少し食べさせた。
ごくんと飲み込んでいたのでおいしかったのだろう。
家族風呂を借りることができたので、
力は、いろいろと気にせず、ゆっくりと入れることができた。
力は、風呂食事後、すぐに眠ってしまった。疲れたのだろう。
翌日は朝起きたが、その後出発まで二度寝
帰路、道の駅みたなところに立寄ったが、
何となくおなか減ってそうだったので、
予定変更して、そこでお昼を食べ、帰宅。
無事に到着すると、やっぱり力は家でうれしそうにごろごろ。
旅行というのはいいものだが、
毎度、帰宅すると、「あー、やっぱうちがいいわあ。」
と言ってしまう。
旅行というのは、非日常にあこがれても、
日常のありがたさを再認識する意味もあるなあと、
このごろしみじみ思う。
力がいる旅行は、いろいろと限定要素はあるが、
だからこそ無理なくのんびりで、楽しくまったりできる。
彼が元気なら、
私は超ハードスケジュールを計画するに違いないから。
とにかく、今回も無事に事故なく帰宅できてよかった。
宿は、バリアフリーの視点から言うと、
微妙な段差や、エレベーターで上ったり下りたりが多く、
いまいちではあるのだが、
スタッフさんがよく声をかけてくれたり、
家族風呂や、食事の部屋を考慮してくれたりして、
気分は良かった。
施設をいくら整備しても、
ホスピタリィがなければ無意味だ。
ということで、今回の宿は、三段階評価でいえば「優」、
五段階評価でも「4」。
また、いいとこ、見つけよう!