2016.3.10力への手紙～母編

1/2成人式は急造りだったとは思えない式で、

準備してくださった先生方や、
参列してくれた子どもたちに感謝感謝。

式の中で、子に向かって手紙を読む、という式次第があり、
私も夫も、ひえええ、と恐れていたが、
とにかく父よりと母よりで書くことになり、
私は、前日夜中までかかって書いた内容を、
翌日、式当日の登校前に読み直して半分書き変えて、
急ぎ手書きで書き終えたギリギリスケジュール。

書く前に、娘たちに、
母：「ねえ、お母さんから力に手紙を書かないかんっちゃんね。
ていうか、もう書くことたくさんありすぎて書けんよね。
やっぱり、生まれてきてありがとう、とか、
書いた方がいいとかいな？いやあなんか恥ずかしいなあ。」
などと話していたら、
娘：「いやいやいや、生まれてきてありがとう、とか、
ちーくん、嫌がるって。ていうか、
うちらも言われたらなんか嫌やし。」
母：「じゃあさあ、何書こうか？」
娘：「振り返らんで未来のこと書けばいいやんか。」
母：「！！おお、なるほど！」

と重要なヒントを得て、書きだしたものの、
なんとなくちょっと違うなと。
今朝半分以上書きなおしたのが以下。
父ちゃんからは、一人だけかっこつけやがって、
と言われたが、内容は事実だもん。うそじゃないし。

ということで、血も涙もない母は、やっぱり泣かずに終了。

力くん　へ

１／２成人式おめでとう。
たくさんがんばってきてくれて、ありがとう。

お母さんは、力を授かってから、できることが増えました。

梅酒を漬けたり、味噌を作ったり、煮物のレパートリーが増えたこと、
身体を大事にするようになったこと、
やらなくてもいいことを、やらなくても気がすむようになったこと、
道で困っている人に声をかけられるようになったこと、
人に頼ることを少しだけできるようになったこと。

今まで力が大変な手術をしたり、病気になったときに、
先生から覚悟をしてください、と何度か言われました。
その度に、
おかあさんにいいことは何一つなくていいから、
力の命が助かりますように、と願いました。
その度に、力はちゃんと私たちのところに戻ってきました。

それなのに、今、いいことがたくさんもらえています。
力のおかげです。
ありがとう。

これからの力に、たくさんのいいことがありますように。

おかあさんより