みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

3年生最後の参観「うどんここねこね」

週末はまったり過ごし、週明けから登校している。

睡眠時間をしっかりとらねばまたけいれん発作が起きる可能性があるかもと、
今月は、22時半の時点でひゃあひゃあ騒いでいたら、睡眠導入する、と決めている。
月曜夜はひゃあひゃあがすぐにおさまってぐっすり眠ってくれたが、
火曜の夜は、なかなか眠らず、投与して1時間以上も粘って起きていた。
先週全休だったので、学校が楽しいのだろう。

火曜の睡眠時間が短かったので、本日、学年最後の参観は大丈夫か?と心配したが、
眠った後は熟睡していたし、参観は私も学校にいるので、
体調悪そうでなければ、起きなくても眠ったまま連れて行こうと予定。
一旦目を覚ましたが、おしっこもせずにまた寝かぶったので、吸入して少々吸引して、着替えて出発。

登校したら既に皆揃っており、白衣を着て集まっていた。
今日の授業内容は「うどんここねこね」だ。
うどんをみんなでつくろう、という、楽しげなカリキュラム。

まずは先生の説明をきいて開始。

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最初は粉のままさわった後、水を入れてこねる。
就学前は、さらさらとかざらざらな感触は大丈夫だったが、
スライムなどのねちねちねばねばした感触をとても嫌っており、
すぐに手を引っ込めていたが、
3年生ともなると、どの感触も、ほぼ嫌がらず、
こねこねもまあまあうまくやっていた。











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こねこねした後は生地をビニール袋に入れてさらにこしを入れる。
最初は手でトントンしていたが、
私が手伝うと、わが子である強み、
歌いながら手で生地をどんどんたたきつけていると、
だんだん楽しくなったらしく、にやにやして作業をしていた。
その後は足踏みもしてみたが、こちらも結構足が動いていた。
どちらかというと、ビニール袋入り生地を、
自分の足元から避けたい風だったが、まあそれもよし。

その後、綿棒でのばす。
この作業は結構難しそうだった。
ちょっと胡散臭い顔。



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力の顔の二倍くらいの大きさにのばしたらジャバラ折りして細切り。
今日の小学部の参観はクッキングが多かったようで、
包丁の割り当てがなかなか厳しかったらしいが、
この写真の包丁はとても切りやすそうで、まあまあうまく切っていた。
私もあとから、先生と交代して、普通の包丁で力とトライしたが、
結構難しかった。



できあがったうどんは、当然ながら太さバラバラで短い手作り感抜群のうどんになったが、
こんな成果品ができあがるのは、うれしいことだ。
参観の後の懇談会で、先生方があらかじめ同じレシピで作ってくれてたうどんを試食してみたが、
見た目以上に美味しく、驚いた。薄力粉と塩だけでできているそうだ。

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うまくできました、と、うどん職人認定ワッペンをつけてもらった力。
お行儀よく座っていていい子いい子。















参観、食事した後に早帰りして外来訓練に直行した。
力は機嫌よく、そこそこ手を抜きながらも頑張れて、よかった。寝不足だろうが、ハードスケジュールこなす。

帰宅後も元気、いい感じだが、このごろの少々困ったことは、夕方から夜にかけてうんちを小出しにすることだ。
やや緩めでもあるのだが、
一回で出さんでもいいやろ?という開き直り感が感じられるので、どうしたもんかと思いはしている。

まあ、機嫌がいいのは、ありがたいことだ。とても楽しそうでこちらも見ていてうれしくなる。

力の作ったうどんは先生方が持ち帰り用に持たせてくれた。
帰宅してみてみると、麺同士がくっついて団子みたいになっていたが、
なんとか麺状に分解して茹でた。
うどんを入れられるような汁メニューにして、おねえたちに夕食時に食べさせたが、好評だった!

うどんここねこね、楽しかったね!最後の参観に参加できてよかった。
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