みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

歩行器と補聴器

日記は連ちゃんだが、撮っていた写真掲載があったので引き続き。

先週、友人から歩行器をいただいていた。
その後の週末に調子が悪くなったのでそのまま乗せられずにいたのだが、
先日、とうとう乗せてみた。
友人も、田舎のばあちゃんから送ってもらったきり使ってないよ、というものだったが、
ミッキーのいかにも歩行器。これよこれよー、こんなのを探してたのよう。

乗せてみた。初めてだったからか、私の乗せ方が悪かったからか、
めちゃくちゃ泣いて足を突っ張って、まともに乗せられずにあきらめた。
いかんいかん、無理はいかん。。。

後日再トライ。今度は、お姉ちゃんに手伝ってもらった。
背中を押さえるの手伝って!と言うと、一瞬先に、下のおねえが走ってきた。珍しいことだ。

おねえが近くにいると、不思議とリラックスする力。乗る時もするっと乗り、
うれしそうにしている。
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療育センターのリハビリの際に使わせてもらっている歩行器と比べると背が低く、
背中がすっかりフリー状態になってしまうので、
まだまだちゃんと座れず不安定な力は、自力では乗れなかった。まだまだかあ。
でも、おねえが後ろから肩を支えてくれると、なんだか嬉しそうに乗っていた。
これに自力で乗れるようになって、どんどん移動できるようになるのを、今年度の目標にしよう!
うりぼう、ホントにありがとう!!


歩行器デビューから数日後になるが、補聴器だ。
補聴器、耳の型取りをしたのが昨年10月。
その後手術が入って、補聴器は出来上がっていたが、保留。
そのまま、どうも補聴器まで手が回らず、今まで来てしまった。なんてさぼり。

言語聴覚士さんから、通園して歌やおゆうぎなどの活動時にのみ、片側からやってみたら、
との提案を受けて、とうとう、本格的に装着することにした。

補聴器は、耳イヤホンからつながった小型集音マイクを耳のへりにひっかけ、
耳の後ろにマイク本体がある状態で使用するのが一般的な使い方。
でも、力みたいな耳の奇形があり、へりが小さいまたはへりがない耳の場合は、
イヤホン(正しくはイヤーモールド)とマイクを線でつないで、
マイクは体のどこかにくっつけておく、というやり方をする。
手芸用ワッペンなどに平ゴムを縫いつけ、それにマイクをひっかけて安全ピンで洋服に留める、
という固定の仕方が、よく見られるやり方という。

ワッペンは何となくいまいちな気がしたので、いただきもののキリンの指人形を加工してみた。

イメージ 2
イヤーモールドを耳穴に装着しても、
違和感や手遊びでとってしまうことが多い。
メンディングテープで固定した。

イメージ 3
細い線でつながったマイク本体は、
キリンさんに取り付けて、左肩に回して固定。

前から見るとこんな感じ。
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家でもやってみると、しきりに話しかけているお姉ちゃんたちの方を、
いつもよりも不思議そうに眺めていた。

少しずつ慣れてくれればいいな。