「蟹工船」-「小林 多喜二」-「プロレタリア文学」
こんな三点セットで、学生時代に覚えたことがある人がたくさんいるだろう。
でも、実際に定番として読んだ人は意外に少ないのではないだろうか?
今、「蟹工船」ブームなのだという。
ネットカフェ難民から始まったとのことだが、
「おい、地獄さ行ぐんだで!」そんなインパクト抜群な一文から始まるこの話。
読んでいて暗澹たる気持ちになってしまうので、印象が良くない本として自分の中では残っている。
でも、数十年経てこの本が流行る社会は、それなりの理由がある。
歴史が悪い方向に繰り返さないことを、願う。
読んでない人は、新たに、読んだ人も、改めて、読んでみてはいかが?
書店で今平積みの人気本だ。マンガ版も出ているのが、現代っぽさかな。