みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

NICUの中

初めてお世話になったNICU。
子ども版ERである。

転院先のNICUでは、最初一番小さな子どもが入る、
他とガラスで隔てられた小さなお部屋になった。
力含めて4人のこどもがいて、
斜め横の子はものすごく小さい。出生時体重が800g台だった。
それでも生きられる。すごいね医療って。

子どもたちの親は、私たちと同様、出産後間もないのに、
ほとんど毎日面会に来ている。
一週間ほどして力が大部屋に移った際、
隣にいた赤ちゃんの両親は、他見から毎日通っているらしかった。
遠方からこの病院を頼って入院して来る人も多いらしい。

赤ちゃんかわいいと思う、親の顔はみんな同じ顔。
親同士お互い声をかけあったりはしないが、
いつも「早く元気になってもらおうね。」と心の中で思っている。