みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

2019.4.24下血継続と検査のリスクヘッジ

深夜入院時には眠って落ち着いていたが、
3時ごろから目を覚まして、こまめに下血繰り返す。
血圧は心配する数値には至ってないが、
心拍は高めで推移。
心臓が頑張っている。
早朝に採血してもらったが、赤血球は微減で様子見に。
深夜帯から午前中も昼も、
同じペースで下血繰り返しており、
まだ収束したとは言えない状況。
輸血待機中も、なんとか持ちこたえている。
輸血すると体は楽になるが、出血が増える可能性がある。
明朝の採血結果で再検討となった。
なんとか今夜を収束に向けて乗り越えねば。
本人は機嫌は悪くない。
少し熱っぽく、顔も腫れぼったくなってきたが、
活力は感じられる。
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予定されていた内視鏡検査についての検討の件。
昨日の検査時に、カメラ担当の内科医と。
連休明けに予定されていたのは、
大腸側からの小腸内視鏡
下血の原因として怪しい部位は、大腸と小腸の境に近い、
0歳時に大手術で繋いだ小腸吻合部であることから。
約一年前の最初の下血時に、
救急車で深夜この大学病院に来て、3時間ほどかけて、
大腸さらに小腸方面まで検索したのだが、原因不明。
今回も同じ経路でのカメラ検査になる。
少し前から、この検査の話は出ていたのだが、
かかりつけで実施できないことや、リスクを考え、
前に進まなかった経緯がある。
今回そんなリスクの高い検査に踏み切るのは、
何度も繰り返す下血入院で、
基礎体力や身体機能が減退していること、
本人はもちろん家族も含めて、
安定した生活が送れなくなっていることが主な理由だ。
今までの5度の入院の内、考えられ得る検査はし尽くし、
結果よくわからない、または、
こうかもしれない、おそらくそうだろう、
という推測の域を出ていない状況の下、
もし次の下血時が、
命に関わる大出血の場合、
緊急手術の目処を立てておくという理由もある。
実はなかなか検査のゴーサインが出なかったのは、
当時深夜帯に大腸内視鏡を実施した医師が、
かなり難度が高いことを実感し、
積極的に賛同しなかった、とは漏れ聞いていた。
実際、今回その医師と対面して話して、
詳しく聞かせてもらった。
力の小腸は短いだけでなく、何度も開腹しているため、
通常の形を留めておらず、他の臓器共に癒着が激しい。
予測困難な状態で、
小腸内視鏡;小腸をバルーンで膨らませながらカメラを進めていく方法、は、カメラ径も含め、
厳しいだろうなあという感触を得たとのこと。
それでも行けるところまで、ということならやるし、
他にも方法がいくつか考えられる、と。
出血原因箇所を見つけて、治療できればベスト。
治療まで可能なカメラの径は機能がある分当然太くなる。
細い径のカメラは体に負担は少ないが、
観察のみで治療ができないものが主。
検査が大出血を引き起こすのは本末転倒だ。
原因解明したいが、リスクは最小限にとどめたい。
結論として、当初予定していた小腸カメラではなく、
大腸カメラの中で最も径が細く、
治療ができるタイプを採用して、
観察可能なところまで進め、
可能なら治療をする、という方針に決めた。
ただし、このタイプのカメラはコシがなく、
前に進めにくいらしい。
弱点はあっても、リスクが低く、
目的を達成できる可能性があるならと、
話をして納得した。
全身麻酔ではなく、鎮静剤で実施でき、
時間も短い予定というのも、良い条件だ。
検査の方針を当初計画から転換したことにより、
検査日を早められることになった。
今回の入院で、症状がひどくならず落ち着けば、
連休直前に検査の予定になった。
なんとか持ちこたえて、ある程度回復してくれれば。