その後、分泌物が多めでなんとなく不穏な雰囲気が徐々に。
夜中や早朝に起きて吸引が要る状態や、
そのまま騒いだりで、睡眠導入水薬連続投与、生活リズムが狂ってしまった。
薬で眠ってしまうと、ぐっと深く眠り、
心拍数もかなり低くなるのが常だが、
今回は寝ているのにそこそこ心拍高めで心配した。
下血の際も出血するので心臓が頑張って心拍が高くなるので、
オムツも何度も確認したし、排泄便も目を皿の様にして観察したが、
とりあえず、下血の傾向はなくまずはほっとする、という数日間。
しかし、便はかためだ。
そして、吸引してもスッキリしにくい感。これは珍しい。
吸引回数も多いし、どうしたもんかと思っていたら、
月曜夜中、咳き込んで、吸引していたら、血混じりのたんが口から出た。
ぎゃああーー。
血といっても茶色で古い血。
でも、こりゃいかん、と、まずは居間に移動して、部屋を明るくして、
注意しながら吸引。
その後はまったく出血の気配なく、
入院バッグを念のため準備して、
騒ぐ力をしばらく観察して、水薬投与。粘っていたが眠り、そのまま午後遅くまで。
寝る前に鼻吸引したので出血した分かもしれない。
それにしても、この不穏さはどういうこと?
あ、そうだ、水が足りないのではないのか?
そうだそうだ、この時期の結構な率で水不足になる力。
昨年も一昨年も、入院や発作調整で、この時期の重要事項なのに、
すっかり忘れていた。
水分を多めに注入していくと、ぼちぼち安定してきた。てきめん。。。
お水ちょうだい、のサインだったか。。
『不感蒸泄』というワードを主治医から聞いたのはもう10年以上前。
力みたいないろいろに余剰が少ない子は、
不感蒸泄量は、体調を大きく左右する、と。
排泄や目に見える発汗だけでなく、
自然と体からなくなっていく水分のこと。
夏や暑い時期はどんどん水分供給するが、
寒くなってくると、水分摂るのを大人もうっかり忘れてしまいがちだ。
忘れるべからず!この時期の不感蒸泄。