みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

半年ぶりのプール

秋のイベントに参加するとすぐに11月だ。
昨年は秋から年末まで病院での入院生活だったので季節がわかりにくかったが、
秋の季節感がほとんどなかったよ、と言われていたので、
今年の秋は台風が落ち着いた後は、力が登校しやすい日々が続いてありがたい。

分泌物の多少はあるが、起床時間も体調も安定してきた。
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体重は微増ではあるが、
増えるスピードは上がってきた。
訪問リハ、外来リハは定期的に通えており、
それも良いペースメーカーなのだろうと思う。

月水金の週3登校も、
週2になったり1になったりだったが、
とうとう今週月水木金と週4登校できて、
加えて、今週金曜に、
半年ぶりにプール学習に参加できた。






プールに入れたらいいね、と前日から話していたが、
その日の起床時間も遅くなく、でも、めずらしく分泌物多めでどうかなという感じ。
午後にプール予定だったので、朝バタバタ登校しなくてもプールには間に合う。
久し振りなので緊張しているのだろうなとみていたが、
登校後のことを後から先生に尋ねると、
午後から分泌物は落ち付いていてプールに入れるとなっても、
入る前はかなり緊張していたそうだ。
でもしばらくすると取り戻したようで、楽しめていたらしい。
終わった後は満足していたようですよ、とのコメント。笑えた。
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何か少し先のことを想像して緊張する、という感情は、心の成長の一つ。
力は既に、
よく聞く単語や家族のことはほとんど理解できているのではないかと見ているが、
何か話したことについて、
頭を巡らせるのは少しずつできるようになってきたのではないか、
と気づかされる。とてもうれしいこと。

一日一日の積み重ねは力が生まれた時から変わらない。
いまも昔も、小さな変化に気づいて、喜びたい日々だ。