みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

多忙の4月が終わり

あっという間に大型連休に突入した。
中学部入学後、4月は2週間しかなかったが、
その間、日々いろいろ予定があり、毎日イベントな4月だった。
よくがんばりました!

中学部の最初の参観が入学式の翌週にあったのだが、
力はなかなか起きず、しょっぱなから遅刻で参上。
授業でクイズの途中で入ったのだが、その後の回答率が高く、
保護者が保護者会のため退出した後に力が優勝したらしい。まあまあ・・

保護者会は中学部全体のもので、ほとんどが進路の話しだった。
この子達の進路は、進学の話しはいわばれレアケース。
中学部なら、その後の高等部へ行くのか、ほかの学校に行くのか、
さらに、高等部を卒業したら、どんな施設やサービスを利用するか、ということ。

中学部に入ってまだ慣れない中、一気に進路の話しはなかなかヘビーだが、
実際は中学3年、高校3年はあっという間らしく、
今から計画しながら進んでいかないと、
親子ともどもとても大変になるよ、という話が主。

というのは、もともと方々から聞いていたこともあるし、
昨年度の長期入院のこともあったので、
ある程度力が元気なうちに、使えるサービスの検討をどんどん進めないと、
という意気込みもあったので、
4月に入った時点で、さまざま動いてはいた。

力は医療的ケアが必要で、さらに、重度、でもある。
快く受け入れてくれる施設も多くはなく、受け入れてくれる場合でも、
慣らしの付き添いは必須だ。

ここ2か年は、力の発作調整でなかなか動きづらかったため、
延び延びになっていたことからはじめた。
2年前に先輩母ちゃんから紹介してもらっていた施設に問合せ、見学予約したり、
遠方のため利用回数が少なかった施設を久々に利用したり、
新しいヘルパーさんの検討をしたり。

ハハだけで良い場合もあるが、力も同行同席ということが増え、
力は新しい場所、新しい人に会う機会が一気に増えた4月だった。

施設見学は有意義で勉強になった。
いくつかとは契約することになるだろう。
まずはやってみる、ことから始めなければ。

学校では、なんだかんだで半年ほど乗車していなかったスクールバスについて。
現在下校時のみ利用させてもらっているが、
児童数の変動により、新しいバス路線ができて、
力はその新路線に乗ることになった。
でも、降車バス停は同じで、乗車時間も変更なし。
ただ、バス介助員さんが皆はじめましての方々だ。

バス介助員さんたちは、どの路線もとても良い方々ばかりで、
変わったとしても、心配度は少ないのだが、
力の体が大きくなったことで、
今までカーシートを据え付けてもらって乗車だったのを、
バギーのまま乗車可能か、
せっかく新しい路線になったことをきっかけに相談してみた。

乗車メンバーにより、バギーや車いす乗車は希望通りにならないこともあるが、
なんとかスペースはあるらしい。
あとは、セッティングしたり、力が本当にバギー乗車が大丈夫かの確認が要る。

セッティングしてもらって大丈夫だった。
そこで、連休前に試乗となった。

保護者も一緒にバスに乗る、というのがスタンダードだが、
今回はバスの後ろからついていき、何かあれば緊急停止してこちらが受け取る。
という試乗になった。
バスには管理職や担任なども同乗。

力はバス試乗の日、遅起きで遅刻して登校したが、
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これはきっと体力温存しているに違いないと、
無理強いせずに力のペースにまかせた。
起床時から良い感じで、登校後も好調だったらしい。
バス乗車前はわあわあ騒ぎつつにこにこで、久しぶりのバスがうれしい様子。
バス内でもご機嫌で問題なしだったとのこと。
安心した。

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力は帰路の車の中で、
満足げな顔をしていた。達成感?

4月盛りだくさんで連休突入。
土曜早朝に起きて過ごしていたが、
夕方久しぶりに小さな発作が起きた。
明らかに寝不足が原因だろうし、
忙しい4月の疲れも遠因だろう。
頓服薬を飲ませずにすんだが、
久しぶりの発作で心配した。



その後は発作は起こっていないが、
ものすごく騒ぐ際に体に力が入っており、やや様子見しつつの連休前半。

機嫌は良いので、そこは良い。

連休後半は少しのんびりして、英気を養いましょう。