みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

予定通り二泊三日で退院

なんだかんだで、結局は二泊三日予定通りに退院できた。
30日午前のうちに帰宅できてほっとしている。

それにしても、予定入院とはいえ、やっぱり入院は入院だし、
抜歯のためとはいえ、全身麻酔の手術である。
手術入院とほぼ変わらない緊張感としんどさ。
力が発作気味のまま入院したこともあり、
付き添いの大人にとっても元気な入院とは程遠い、濃い三日間だった。

最初は抜歯だけで二泊もするのか、と軽く考えていたが、
抜いた歯をみると、これはおおごとだ。
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氷山の一角、というが、
まさに上に出ている歯の部分よりも深く根を張っている歯が2本もある。
後の二本も大きな歯で、これなら全身麻酔止む無し、と納得だ。

力は術前はうまく合わせてくれたが、術後も案の定、起きず。
口の中の出血が気管内にも流れ込み、こちらは頑張って夜通し吸引継続。
朝方、ようやく血性でなくなり、分泌物は粘調だったが、なんとかクリアできそう。

熱は微熱程度でおさまったが、頬っぺた付近は熱を持っていた。
そりゃ4本も抜いてしまえばね。血もたくさん出ていたし。

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朝二時に起きた力は、ずーっと機嫌よく起きており、朝も良い顔で安心した。

早い時間帯から麻酔科の医師、歯科医師が見に、
以前からお世話になっている栄養士さん、
そして、力がちびの時から知ってる病棟保育士さん、
が遊びに来てくれて、
午前のうちは賑やかで力も嬉しそうだった。

でも夜通し起きていたこともあり、
10時前にはピクつきが出始めた。
退院前に外科のエコー検査予定だったし、歯科で今回のおさらい診察がある。
水薬を投与することにした。
手術終わったら発作もぱったりおさまらんかな、と、考えていたが、
そううまくはいかんね。

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エコー検査は、
停留精巣の年一のチェックで、
とりあえず問題なし。

歯科診察では、
力の歯のごちゃごちゃ度や、
永久歯の欠損の疑いとか、
いろいろを聞いて、
継続してケアしていきましょう、
となった。

午前のうちに会計も済ませて、
帰宅できた。
天気は良いが、
夏場よりもすっきりだ。よかった。

帰宅すると、
力はやっぱりほっとした顔で、
こちらも安心した。

抗生剤が処方されており、
力は毎度おなじみの、
やや下痢になってるが、元気はある。

本当は、好調のまま退院した場合は、
もともとの予約の耳鼻科受診を予定していたが、
なんとなく行けそうな気もしたが、念のため日程を変更してもらった。

元気に過ごしているのでありがたい。
今週から新学期だが、今週いっぱいは休んで様子を見ておいた方がよさそうだ。

そういえば、予定入院を予定通り退院できたのは初。しかも3日で。
がんばったがんばった。