激混みで、閉口した。
力も夜中から分泌物多く、その間は起きてたし、睡眠不足のまま迎えたため、
遅々として進捗しないのでは、と心配した。
力、久々の入院でなんとなく緊張感もあるし。
入院前検査は様々一通りあり、
力の気管切開孔のTチューブは珍しとされるため、
耳鼻科の受診も予定されていた。
手術ではチューブは一旦抜いて再挿入するため、耳鼻科医が最後に担当予定。
耳鼻科主治医の医師は別病院だが、話はできているらしい。
万が一再挿入できない場合の話もしてくれた。
チューブが抜けても呼吸確保は可能なはずなので、緊急は要しないと思うが。
何事も絶対はない。
採血結果とレントゲンの所見は内科医の医師から。
分泌物多いのがやっぱり、で、
血液の結果もあまり絶好調というわけではなく、
肺もやや影が見える。
明日熱が出るようなことがあれば、
予定は延期になるかも、とのこと。
そんなこんなで待っていると、
お世話になっていた前の主治医が声をかけてくれた。
久しぶりで嬉しかった。
入院予定者の名前があったけんさあ、と。
いつもながらフランク。
結局病棟に到着が13時頃。
昼食遅くなってしまった。
力は部屋について横になった瞬間から顔色良く、
機嫌よくなった。
しばらくよかったが、
やっぱり夕方発作気味になり、水薬投与。
すぐに収束したが、風呂も止めることにして、
早々に就寝モードにして通常通り入眠。良かった。
ただ、眠ってしばらくは、酸素の入りがやや悪くモニター管理に。
体位変換ですぐに落ち着き、昨日と打って変わってぐっすり眠ってくれていた。
朝は5時頃起きておしっこして、また入眠。
6時半頃起きて、排便。おまるにて。
なんとまあ、こちらの予定を把握しているかのような満点の行動。
朝絶食で水分だけだったが、無駄に動かず再入眠。
午前のうちに外科の胃ろうボタン交換があり、
一旦病室に戻って、眠り薬を座薬にて。
予定通りの時間に手術室に入れた。
やっぱり本番はきっちりあわせてきた。本番男。
術式は3時間ほどと聞いていた。
抜歯にそんなにかかるのか、
と思っていたら、抜けそうな乳歯は全部抜く、
とのこと。なるほど。
新しい病院の手術待合は初だった。ピカピカの手術フロアは美しく、
出入りスタッフさんのユニフォームも綺麗な色で新しいなと感じた。
家族待合室はあったが、病室で待ってて良い、
とのことで戻り。私は途中からぐうぐう寝ていた。
予定通り終了し、迎えに。
ぐっすり眠っており、落ち着いている様子。結局4本抜いて、
まだ何本かは抜くには難しい状況で残したとのこと。4本でも結構なもんだ。
力は力はなかなか目を覚まさず、
1時間半後にゆさゆさしてみるが、
ぼんやり目を開けるだけ。
神経科や歯科、薬剤師、病棟担当医と、
入れ替わり見にきてくれたが起きず。
夕方夕方暗くなってきたなあ、という時に、
こほっと乾いた咳き込みしたので見ると、
血を吐いていた。
その少し前に、気管切開孔に血が滲んでいるのに気づき、
これは、孔の出血なのか、それとも流れ込みか、
という話をしていたのだが、
口の中にたまった血が降りてきていたのだろう。
気管内吸引をすると、鮮血が引けた。げげげ。
看護師や医師にも確認してもらい、様子見。
と同時に、水分、そして食事注入をトライ。
力はそんな中全く起きずにぐっすり中。
今晩はしっかり観察せねば。昼寝がここで活きるってこと。