みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

予知男?

月曜は早帰りだった。
下校バスからピックアップして、外来訓練に直行して、訓練はなかなかいい感じにできて帰宅。
帰宅後は、夕方、ヘルパーさんだったので、ちょこっと留守番。
週明けからなかなかのハードスケジュールだったからか、早めに寝てくれた。

火曜は工事中でお休みになっていたプール学習の予定。
前日からクラスメートのTくんが、明日プールだよ!と盛り上がっていた位、
子どもたちになくてはならないプールだが、
力の学校では年度を通じて週一のプール学習は、充実のプール設備を楽しめる。私も入りたいくらい。
力は、1学期は全部で6回程度しか入れてなかったが、
入れてる時はいつも、とても楽しく過ごせていて、ありがたい。

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久しぶりだし、早く登校してばっちりの状態でプールを、
と勇んでいたが、
力、全然起きない。うんともすんとも。
プールだよ!プールがあるよ!と声変えても反応なし。

月曜ハードすぎたのかなと、
9時半まで無反応の時点で、登校をあきらめた。休み。

お天気はいいし、
台風は向かっては来ているが、
すでに方向は決まって北海道方面へ進んでいるらしく、
そんなに影響ないはずなのだ。
休みも必要よね、と、わりきって、
午後の訪問訓練の体力温存のためにもいいか、と思っていた。

すると、思いのほか午前中に目を覚まして、うんちもして、起きた。
確かに分泌物は多めだったし、少し身体に力は入りがちな日ではあったが、
体調不良というわけではなさそうだ。
なんで朝起きなかったのだろう?と、理由をいろいろと探していた。

昼過ぎになって、なんか近隣が騒がしい。
救急車が何台も。
でも結構よくあることだ。あんまり気にしてなかった。
すると、しばらくたって、大型のヘリがバラバラと音を立てて飛んでいた。しかも、うちの近くを旋回。
おかしいねえ。
どこから音が聞こえるか、ベランダから探してみると、
うちの前を通る大きな国道、少し行ったとこの交差点に、救急車が何台も止まっていた。
おまわりさんの交通整理が始まっていて、大渋滞になっていた。

訪問訓練の先生は大丈夫かな?と思っていたら、電話がかかってきて、
すごい渋滞で遅れそうだ、との連絡。

しばらくしてもなかなか渋滞解消しないので、
こちらから改めて、車動いてないので、今日はお休みでいいです、と伝えたら、
30分遅れ位で、きてくださった。
何でも、先生の車のすぐ後ろから、交通整理ではなく、通行止めになったらしい。国道が!

事故は、大型のトラックと自動車の衝突事故だったらしい。
幸い怪我だけで済んだらしいが、ベビーちゃんも被害にあったそうだ。
4時間も通行止めが続いたらしい。

ふと考えた。
もし、力が登校していたら、この渋滞に、帰路の私たちは完全にはまっていた。
訪問の先生どころか、私たちが帰れなくなっていた。
いやいや、もしかして、
力が登校していて、通常通りバスで下校してたら、
ちょうどお迎えの時間帯はまだ通行止めで、私は、停留所に向かうことができなかった。
ひえええ。

ちょっとちょっと、そんな時どうすりゃいいのよ。
いろいろとシミュレーションして、自分でドキドキしていた。

翌日は登校できたので、その旨、担任の先生に聞いてみると、
バス登下校の、お迎えがない場合のマニュアルは、いろんな場合分けして、ちゃんと対応できるそうだ。
そうか、そうよね。
うっかり下校時間を間違えた、ということは多いらしいが、(皆さん気をつけましょうね)
事故などに巻き込まれた、などの不測の事態も想定されている。
今回のような場合は、力は終点まで乗り、そこで待つことになってたらしい。

まあそれでも、バス介助の先生たちや、力に負担をかけることにはなる。
あーこわこわ。
休んでて大正解やないか。

いやちょっとまて。
もしかして、力は、事故予見して、休んでたのではあるまいか。
登校したら、結構やばいよ、と。

いやー、そんなことはないとは思うけどね。
もしかしたら。。。。。。