みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ろうがんがやってきた

親に感謝したいことの一つが、「いい目」をくれたことだ。
これは文字通りのことで、
中学時にほんの一時期少しだけ下がったことがある位で、
視力測定をし始めてから、両目とも1.0を下回らずに今に至る。
高校時には既に、自分の友人たちに視力がいい人を探すのに苦労する位だったが、
なんという縁か、同じく視力保ったまま大人になった男と結婚することになった。
(ちなみに目がいいから結婚したわけではない。念のため)
つまり、わが家、大人二人とも目がいい、今どき珍しいケース(のはず)。

が、夫は仕事柄、約10年ほど前から視力が下がり、運転時はメガネ着用となった。
残る私は、逆に毎年視力が上がる傾向があるほどで、家族皆から怪物扱いされていたが、
とうとう昨年末、なんか目がしょぼしょぼするなあ、
うす暗いと針に糸が通りにくいわあと思っていたら、
年始に一気に、近くが見えづらくなった。とうとう、老眼か。

まだ小さな薬瓶の説明書きが読みにくい程度。
パソコンは大丈夫。新聞も問題無し。

目がいいことで一番便利なことは、
かなり暗い中でも、力の小さな気管孔に向かって細いカテーテルでの吸引がラクラクできること。
まだできる。
でもこの分じゃ、ぼちぼち厳しくなってくるんだろうな。

いつまでも、今のようではないと、感じさせられた新年でもあった。
うまく付き合いつつ、がんばってまいります!