みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

まあちゃんがやってきた

ぷーちゃんの後釜には「まあちゃん」がやってきた。
なんで、「まあちゃん」か?
何でも郷ひろみが関係あるらしい。Rが名付け、理由を何度も聞くが何度も忘れてしまう。なぜ郷ひろみ??
せめて、まーくん、なら腑に落ちるのだがなあ。


車買い替え検討は、昨年11月頃から開始。
定期点検した際、もうそろそろ「タイミングベルト」の交換が必要、とのコメント。交換には結構な費用がかかる。
あと車検残1年だったが、
既に9年乗ってるので、なんだかんだ都度メンテナンス要るし、車検費用もばかにならない。
何より燃費効率だ。ワゴンタイプの車に、9割方、力と私の2名乗車。
消費税増税時期が近づいていたことも後押しして、車のピックアップをしてみた。

次の車の条件としては、契約している機械式駐車場に入る車高、乗車人員、
そして、力のバギーを乗せることができるサイズの荷台、この3つは絶対に外せない。

私としては、燃費効率向上を最重要視。
加えて、力が乗りやすいシート等の仕様。
実用的でリーズナブル車。市場にこなれてきたハイブリッド車狙い。

対して夫、力仕様はもちろんだが、やっぱり、かっこいい、を重視。
せっかく買うならそこそこの金額を払っても、との意見。

どちらにせよ、試乗してからだ。
条件揃い、外見良くても、運転したフィーリングがダメなら却下なのは毎度車購入時の共通項。

なんとか時間を作って、
何種類か見て乗った。ハイブリッド車狙い、S社X、T社Aに冷やかしで乗る。
その時点で、愛車ぷーちゃんの下取り価格がスズメの涙程度しかないことにまずショックを受けた。

そして当初、燃費が同クラス最高だった、それぞれの条件に合致するH社のFで商談開始。
力が乗る助手席回転シート対応の車種があることは、大きな引きになった。

が、駆け込み需要のせいで、買う側としては最初からかなりしぶい商談となった。

「今決めてもらわないと増税に間に合いません。」
が合言葉らしい。同ディーラー内の異なる2店に行ってみたが、同様に言われた。

高級車じゃない、コンパクトカーって言ったって、一般庶民にとっては大きな買い物だ。
追い立てられて買うかよ!!

そんなら買わない、増税後4月以降に他のと比べて検討する、というと、
いやあ、まあ、年末までに決めてくれれば、から、
最悪1月のフェア時に決めてもらえれば、に変わり、
最後は、決めてもらえれば、納車が4月以降になっても増税分はこちらで負担します、に変わっていった。
なんじゃそりゃ。実質増税関係無しってことじゃん。
THE営業マントーク。その時点で車選び自体に食傷気味に陥ってた。ぷーちゃん手放してまで、、、

ちなみにFにするなら新色の黄色、と(私は)決めていたが、
ショールームに無いマイナー色だったため、
実車が見たいと問い合わせていたら、
ちょうど、タイミング良く納車前の車があり、見せてもらうことができた。

見てすぐに夫、
「・・・たくあん?たくあん色?これって韓国フィギュア選手Kの衣装の色と同じやない?」
(※ちなみに夫、フィギュアスケート浅田真央ちゃんの大ファン)
などといって、結構腰引けてた。
その後、帰宅途中で立寄ったスーパー駐車場に、
既に納車されたらしい黄色Fが停まっており、うわー不思議、2台目やん!と思いつつ帰路、
ふと気付くと、隣のレーンにまた別の黄Fに並ばれた。3台連続。
なんとも奇妙なこと。いやここまで続くと気色悪い。
これって、この車を買えと言われているのか、逆に買うなと言われているのか。
どういうことなんだろうと、夫と頭を悩ませる出来事となった。

本当は、こちらとしても年末までに決めようという予定だったが、
Fの商談金額も試算から少々だがオーバーしており、営業マントークからも急ぐ必要なさそう。
もともと夫はFにそれほど乗り気でなく、黄色3連発エピソードからもなんとなく腰を重くさせられていた。
しかも、安全システムが、回転シート車にはつけられない、ということが判明して、
一気にテンションが下がってしまった。
なんじゃそりゃ、また一から出直しか、、、
と思っていた時、ふと、うちの近くのディーラーの車に目がいった。ふらっと立ち寄りカタログをもらってきた。

それから一気に浮上してきたG。
車自体の評判は良く、年間アワードもとっている。
有名アーティストをCMに起用して大きなキャンペーンを張ってる車。
ぷーちゃんの前に、とても気に入って買った車の4代後のシリーズなので、
身近ではあるが、買い替えの車候補としては、除外だった。ハイブリッドでもないし。
が、乗ってみると、おお!これはいい!やっぱりいいねえ、と。

金額はFの予算からはオーバーしていたし、
助手席の回転シートもなく、燃費もずいぶん劣る。
が、それを上回る引きがあった。

力の就学以降、家と学校2往復の送迎はなかなかハードで、
慢性寝不足の身としては、運転に危険を感じる瞬間もままあり、
できれば、ここ最近の主流の、衝突回避等の安全システムを、買い替えの車にはつけたかった。
Gはオプションでなく標準装備でとても充実していた。

年初にFの商談に行った。
あれだけ、ぜひおいでください、と言っていたのに、
営業マンはなんか忙しそうで、ずいぶん待たされた。
しかも、つい1週間前の商談内容をところどころ失念しており、
もう車というよりも、その営業マンでアウトとなった。さよならF。縁がなかったね。

そして、Gで本格的に商談開始。
年初の時点で増税に間に合うかどうかは微妙という。

そんな時、ぷーちゃんのディーラーから、
同クラスの新しい車Pを出すので来月頭のお披露目を見に来ませんか、と勧誘された。
まだまだ車情報も完全ではない新しい車。簡易カタログをみる限り、ぱっと見は、やっぱりかっこいい!
ぷーちゃんには満足したのだ。Gに既に心動いていたが、Pを実際見てから、決めることに。
Gの営業マンは、結構頑張って金額提示してくれてたが、来月Pを確認させて、というと、待ってくれることに。

で、翌月まで平穏な日々。久しぶりに心穏やかだったが、
Pお披露目前になって、輸送の関係で、予定の翌週になりそう、とのこと。
これはやっぱり、縁がない、ということ。

Gが最終的に残った。まさに、ファーストインプレッションだ。
最終的な金額を固めに行くと、
もう年度末までに間に合いそうにない、という。
年初の駆け込み需要で、すっかり売り切ってしまったらしい、さすが人気車種。
そこで、なんとか、増分は交渉して、少々オプションをつけてもらって、決定。
開始から決定まで、4カ月。なんか長かったが、最後は納得のサインとなった。

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購入契約をしてまたさらに4ヶ月。
梅雨入り直前に、納車となった。

最後まで色でもめたが、どうせ、また私がほとんど乗るのだ、と、譲る気がなく、
夫もそこはあきらめた。
やってきた日は、じめじめ天気の合間の晴れ日。とてもきれいでうれしかった。

既に、力を乗せて快適に運転している。なるほどアワード車。
まだ機能を把握しているわけではないが、徐々に。

これから、一つ一つのシーンを共有し積み重ねていくであろう「まあちゃん」。
どうぞ、よろしくね!