みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

初映画

金曜は登校できて元気に過ごせた。
楽しかったようで、夜寝ず。土曜も引き続き寝ず。
なかなか安定しないなあというところだが、
多分、この1週間の不調を取り戻すべく、動いて、笑って、いるのだろうと思われる。
テンション高い時はだいたい、手足も力が入っていることが多く、週末はまだらに力が入ったり入らなかったり。

日曜はおねえNは朝から夕方まで不在だったが、残りは全員休暇。
前日に新しい車がやってきていたので、おねえたちと父でドライブでも、と言っていたが、
せっかくなら、目的のあるドライブがいいのでは、ということで、
おねえたちがもう一度見たがっていて、夫がまだ見ておらずに見たがっている、
評判の映画、「アナと雪の女王」をシネコンに観に行っては?
と提案したら、
夫、できたら、力も連れて行きたい、という。

力は少々睡眠不足なれど、とても機嫌よく、検討してもいいかなと思った。

どこに行くか、近隣で、車でアクセスできるシネコンの上映時間帯、など調べて、
とりあえず、夫と娘たちの分の3名の席の予約をした。
力は午後の様子を見て、決めることに。

力は、午後も好調なので、
せっかくの新車に家族全員でドライブ、さらに力の初映画、という初物イベントとして、トライすることにした。

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夕方の回を力と私の分も予約した。力は車いす席。
少し早めに到着して、少し早めの夕食をとった。
力は、とても元気でよくおしゃべりをしていた。
おねえたちにうるさい、と言われるほど。









劇場に入ってみると、車いす席の後ろ側に鉄枠があり、力の後ろの席をとっていたが不便なことがわかった。
横並びの席に変更できるかスタッフさんに尋ねると、快く変更してくれて、とても助かった。

はじまって少々で、ずるるずるる、と、かすかに乾いた音。
吸引した方がよさそうだ。
ちょこっとだけ外に出て、吸引して、戻り。
その後は、最後の5分くらいのところで、さっきと同じような音だ。ここは、終わるまでがまんさせた。
期待感があったのか、映画がはじまる前からかなりよくしゃべっていたので、
スピーチバルブをあらかじめ外しておいたのだが、少し乾燥したのかもしれない。

力は、その二度ほどずるる、と言ってた以外は、大方機嫌よく映画を楽しんだように見えた。
私は、映画みにいった、というより、映画をみている力をみにいった、という感じだったが、
それはそれで、なかなか楽しい時間でもあった。

終了は夜になってしまい、速攻で帰宅して風呂に入れ、ご飯を食べて、
きっと興奮するに違いない、と覚悟していたが、意外にまあまあ早く就寝。

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翌朝、ちゃんと起きたので、登校してフル授業。
帰宅後、さすがに疲れた様子で、ごろごろしながらうとうともしていたが、
夜まで頑張って、早めに就寝。


当地、今日は久しぶりの恵みの雨。
と思ったら、梅雨入りらしい。

先週の不調は、「梅雨になるよ!不調」だったのかもしれないなあ。

雨のおかげで、ここ数日、黄砂やPMで閉め切らざるを得なかった窓を、
久しぶりに開けることができた。
やっぱり外気は快だ。


無理せず、ペース保って梅雨をやり過ごしましょう。