みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

さよならぷーちゃん

イメージ 1我が家が9年強お世話になった愛車「ぷーちゃん」とお別れした。

まだ充分乗れたのだが、
燃費効率と総走行距離、
そして車の用途が、
おねえRが中学生になったことでほぼ力の通学送迎用になること、
直接的には、車検残期間と消費税増税時期がきっかけ。
昨年11月頃から買い替え検討し約半年。とうとうさよならの日がやってきた。

半年もかかったのは、夫と私とで、買い替え車の考え方について相違があったこともあるが、
共通するのは、やっぱり愛着あるぷーちゃんを手放すことへの葛藤だ。
ぷーちゃんを購入した際も、実は半年以上かかった。

ぷーちゃんがうちにやってきたのは、まだ力を授かる前。
おねえたち二人が保育園通園真っ最中の、血眼で育児をしていた時期だ。
できればこどももう一人は、と考えていたので、後部座席に3台チャイルドシートを並べ設置できる車で、
車高が機械式駐車場に合うもの、との条件にマッチしたのが、ぷーちゃんだった。

それから力を授かり、私が目論んでいた「後部座席にチャイルドシート3台」が成ることはなかった。
ぴよぴよ新米父母とバブバブ娘たちのやりくり綱渡り日常から、力授かって以降のリアル綱渡りな怒涛の日々。
そのうち車移動した9割以上は母子のみだったが、
怒ったり、泣いたり、心配してドキドキしたりで、運転に集中できない状態のドライバー(=私)と子どもたちを、
無事故で守ってくれたぷーちゃんは、我が家のこの9年の陰の功労者でもある。

こんな状況でも、結構いろんなところに行った。
そして昨年の旅行で初めて、とうとう子どもたち3人を後部座席に並んで乗せた。

もうおねえたちはチャイルドシートからとっくの昔に卒業しているが、
力はカーシートで真ん中、おねえたちが両脇に。楽しそうな子どもたちの様子をみて、
9年越しに、勝手な私の妄想が実現したと、なんか感無量だった。

ここまでずっと見届けてくれたんだろう。

ぷーちゃん、長い間、本当にありがとう!
ばいばい、元気で!