みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

プールと歩行器

久しぶりの登校で疲れたようで、ずっと元気いっぱいだったが、夜早めに眠ってしまった。
やれやれようやく、と思っていたが、
夜遅くに目を覚ましてしまい騒ぎそうな勢いだったので、また睡眠導入水薬。

翌朝はきっと起きないだろうと思いきや、起きた。
朝準備を終わって、横になると少しぼんやりしていたが、学校行く?と尋ねるとうれしそうだったので登校。
行きの車内はほぼ全部眠り。

到着すると元気になった。
今日はプール学習の日だったが、看護師さんたちに判断してもらおうと、
チェックしてもらったが問題なさそう。朝からたんも少なかったし。プール許可。

早帰りだったため昼過ぎには迎えに行った。
力はすっかり好調顔になっており、お天気も良くなったし、上り調子に乗ったのかも。

プールでは、これまでの中で最も長距離を自力で蹴って進んだらしく、大きなプール半周!みたかった!

帰宅後は訪問訓練。
先日外来リハで調整していただいた歩行器を、ようやく出してきて乗せてる状態を見てもらった。

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この歩行器は、
学校の先輩さんが、もう小さくて使わなくなって寄贈された品を、
1年生時にいただいたものだが、
その時は力に対して巨大すぎて、
足はぶらぶら、地面に着かなかったもの。ずっと自宅保管だった。

今回調整する際、
高さを直すどころか、一つ分上にあげてもよさそうな位になってた。
力、大きくなったんだなあ~。

歩行訓練といっても、
まだまだ、足を使えば移動できる、という意識はなさそうなので、
ただ歩行器に乗って足を着いているだけなのだが、
それでも以前よりは随分進歩。
以前は足を着くのが怖いのか、ずーっとカエル足みたいに上に上げてた。

とにかく、乗る時間を増やして、少しずつ経験値をあげていくしかない、とのこと。

それにしても、訓練をみるたび思うのだが、私たちが何の気なしにやっているいろんな動きや行動は、
実はすごいことなんだなあと、思い知らされる。
座る、立つ、歩く、などなど、何も考えずにできることは、決して当たり前のことではない。

訓練後も元気いっぱい。
消灯後は自力で入眠できてる。
このまましっかり眠って、明日の校外学習のこいのぼり見学ができればいいけどな。