事件、としているが、決してそうではなく、母注意力超散漫エピソード。
(以下長文御容赦)
先週木曜のことだ。
早帰り後、いつものように訪問訓練の先生に来ていただいて、
なかなか機嫌よく、先生にリハビリを進めてもらっていた。
リハ後半、力、膝立ち練習をしていたのだが、
その時に、テーブルで支えている両腕を、私が前から支えていた際、
ふと、力の下前歯が無いことに気づいた。
「げげ!先生、力、前歯が抜けてる!」
先生も驚いて、ぼっかり空洞になった前歯部分を確認してもらった後に、抜けた前歯検索が始まった。
最悪なのは、抜けた歯を飲み込んでしまうこと。
このリハの時間に抜けたってことか?
が、当の力はにこにこ元気。この状態、ほぼ、飲み込んだとは考えにくい。
抜けた部分をみても、きれいなもんだ。だが、出血の跡すらないってのはどうしてだ?
とりあえず、訓練終了時間になっていたので先生には帰っていただいて、後から連絡することにした。
私は、歯科医に相談を、と、電話をとろうとしたが、
いやまて、そういえば、、、
先日の日曜日の午後、娘たちと私で軽く買い物に行った。
その時間帯は夫と力で留守番だったのだが、
私たちが帰宅してしばらくたってから、
「居間の床に、歯が転がってる!これ、力の歯じゃないと?」
と夫。
「力の歯、もう4本抜けて、他にぐらぐらしてるのもないし、
毎日チェックしてるから、力の歯が今抜けるはず無い。
ほら、見てみ、上の前歯がちょこっと生えかけてるくらいでさ。」
と、確かに、口の中を指しながら、夫に説明した私。
そんじゃ、この歯は誰のよ?
ちょうどおねえたちも居た。
ちっちゃい歯。
上のおねえは除外。
となると、下のおねえRがアヤシイ。
Rは、このごろよく歯が抜けており、抜けた歯を家族全員に見せるまで保管しておく癖がある。
母:「ちょっとR~。またRやろー。歯をほっぱらかしてさー。ちゃんと片付けておいてよー。」
R:「えーこれ、Rのじゃない!だってさあRこんなに小さな歯じゃないもん。違うもん!」
母:「うそやん、じゃ誰のよ?歯が勝手に転がってくるはず無いやんか。」
R:「R知らんし!Rうそついてないし!」
父:「もしかしてRの同級生の男の子が、Rのポケットにいたずらで歯を入れたっちゃないと?」
R:「ええー?違うもん。知らんもん。こんな小さい歯知らんもん!!」
母:「まじでそれがホントやったら、結構気持ち悪いいたずらよね、うわー、キモイ~。」
こんな恐ろしく下らないバカげた話をした後に、その歯は行き場なく放置されたままになっていたことが、
ひょいと思い出されたのだ。
そうか、あの歯!どこにやったっけ?
見つけて見ると、これ。。。。力の歯かも。。。。
力の抜けた部分に合わせてみると、ビンゴ。。。力の歯じゃん。。。。
えええーーー、日曜から抜けてたこと、気づいてない私って。。。。。
夫に確認してみた。
夫は、上記ふざけた会話の主導者でもあったが、最初に、力の歯ではないかと言ってもいる。
どちらにせよ、私たち女性陣がいない時間帯、力がゴロゴロ床を転がって遊んでいる間に、
何かの拍子で歯が抜けてしまったのではないか、という結論に達した。
それにしても、出血も無く、痛がる様子もなかったのは確か。
まずは心配されているであろう訓練の先生に電話をかけて、お騒がせを詫びた。
で、改めて力の歯の部分を確認したが、
しっかり見ようとすると、めちゃくちゃ抵抗しやがる。
口をむむむ~と閉じて、見せてくれない。
ぎゅぎゅぎゅーと口をあけようとすると、
ひょいと、いつもの指しゃぶりを始めた。
ちょうど力の左手の人差指が、抜けた部分にすっぽりはまってる。
そっか、これ!
指しゃぶりがきっかけで抜けたのかも。
・・・そしてずっとそうやって隠してきたのね、、あなたってば。。。
あとから、火曜日におねえNが撮影した力の写真があったので確認すると、
ぽっかり抜けてる。
おいおい、気づけよ~、これ見て気づけよ~母~。
毎日毎日、自分なりにちゃんと力のケアをしているつもりだ。
もちろん歯磨きもしていると言うのに、4日間全く気づいてなかった私。なんてこと。
まあとにかく、大事にならずによかった、と思おう。
が、
笑い話であるとともに、母としてまあまあショックなエピソード。
。。。私、なんにも見えてないんだわ。。。。。