みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

遅まきながら離乳食生活

夜なべハイテンション気味ではあるが、大方好調だ。
というか、波はあれども、昨年末から今まで、ほとんど、これは心配だ、というほどの体調までに至っていない。
学校その他、周辺では感染症大流行の中、ありがたいことである。
 
大気の状態もあるのだろうが、これは、食事にあるのではなかろうかと思っている。
年末から力の注入内容を、私たちが食べている食事のペーストをかなり増量したのだ。
 
外科医と管理栄養士からは、生ものでなければ、ほとんど問題ないはず、と言われていたが、
なかなか踏ん切りがつかずに、季節が良くなるまでは、と、
ラコール寒天の総量の1割位をお試し程度に振り替えて、注入していた。
 
でも、3,4月はここ2年ほど調子悪いし、今この好調期を逃す手はないと、
年末、学校が休みになったのをきっかけに、どんどん増やしてみて、
今、総量の4割強、私たちと同じものを食べている。
 
ラコール寒天も、手間がかかるとは言えないが、手間がかからないとは言えない。
そして、食事のペーストも、力のために特別に作っているわけではないが、手間がかからないとは言えない。
 
が、気持ちが違う。
娘たちの離乳食を作っているのと同じ感覚。
乳幼児期にほとんど私たちと同じメニューで食事をしたことが無い力の育児の中で、
実は、ここまでがっつり離乳食状態で作っていることは、私にとっては初。
 
5人家族なのに、4人分の食事を作るのに、ずっと違和感を感じずにはいられなかった。
力が8歳になった今になって、遅まきながら、
5人分(まあ実際4.5人分だが)の食事を準備できること自体が楽しい。
 
生もの以外はほとんどトライした。
現時点で、ほぼ問題なし。
力、体調も機嫌も、良好だ。
 
経管栄養剤がどれだけ効率的な栄養摂取食品(薬品?)だとしても、
素人が適当に作っている(いやいやできる限り栄養には留意してますが)食事には太刀打ちできない、
のかもしれないな、と思う。
 
イメージ 1娘の育児期のなつかしき生活リズム、
「16時から教育テレビ(現Eテレのおかあさんといっしょ等)を1時間見せている間に夕食等家事をすませる」
を、今また、力と共にやってる私だ。