みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

うちの生協騒動と食べ物のこと

(7/27深夜、誤って途中で更新したため再投稿)
 
先月頭、十年来利用していた生協の宅配を、一旦休止した。
生協宅配を始めたのは、当地に転居してきてすぐのこと。
 
まだおねえたちが保育園未満児。Rは生まれたばかり。力はもちろんまだいない。
私はフルで働いており、
おねえたちが通う保育園では高いレベルで食育指導があり、保護者の皆さんもとても意識が高かった。
 
夫は今以上に育児に非協力的で、(一応超多忙という言い訳、私の方がよっぽど多忙だったと思う)
私は業務量を最低限にセーブしていたが、目が回るばかりで手は回らず。
 
なので、買い物行かずとも安全な食品を調達するために、
いくつかある生協のうちの一つの宅配利用をはじめた。
 
おねえたちは、保育園の食育と、生協の食材のおかげで、健康に成長でき今があると言ってもいい。
好き嫌いほとんどなし。
子どもの頃全く野菜を食べなかった私の子がですよ!
 
力が生まれて、私は働けなくなっただけでなく、力の看護でちょっとした買い物さえもできなくなった。
だから少々費用はかさんでも、宅配は大助かりで継続していた。
 
が、ここ、1,2年、
大きくなったおねえたちは、ちびの頃みたいに、私が食べ物を厳しく管理することはなくなったし、
力も体調安定し、私が買い物に出かけられる機会も増えてきた。
今でももちろん食事には結構気を遣っていることには変わりないが、
だんだんおねえたちにも、別の意味でお金がかかってくる。多食でない割にエンゲル係数高いわが家。
 
市場より少し値が張る食材の宅配はぜいたくとも言える。でとうとう休止。
 
誰にも相談せずに休止を事後報告したら、家族中からブーイングがきた。
皆に生協食料が根付いてたんだなあとと、再認識。
 
チラシ片手に買い物に行く。
久しぶりのそんな毎日は新鮮だったが、すぐにまあまあしんどくなってきた。
貧乏性な私はチラシ病。そして店に行ったら行ったで、
品の吟味に異常に時間がかかる。買い物にすっかりとらわれてる。。。。。なさけない。
 
 
このごろの雨なし高温で、野菜などが高値で推移しているが、一部大手スーパーが大安売りをした、
という報道があった。
また、土用の丑の日に、希少価値が上がってるうなぎが高値だと消費者離れが起きるるので、
工夫してコストダウンして売ってる、との報も。
 
野菜、肉、鮮魚、牛乳、卵。農業や畜産業、漁業、養鶏業他、第一産業に従事する人たちによるものだ。
薬剤を使わず、ストレスなく育て、人の口に入るものとして大事に作られ獲られたものは、とてもおいしい。
反面、それには手間暇かかりコストもかかり、商品としては割高になってしまう。
 
少しでも安いものを、と考えるのは消費者の当然の心理だが、
食材に関しては、安ければ安いほどいい、という感覚は、
自分たちにリスクとしてかえってくる可能性があることを忘れてはならない。
生協や産直の仕組みを全て認めているわけではないが(多分もろもろ問題もあるのだと思っている)
生協の食材商品は、作る人を守り、それなりのレベルのものが提供されていると思う。安心を買っていた。
 
だから、安いから助かります、とコメントしている主婦の方の場面含め、
大手スーパー野菜大安売り、と報道されていることには、結構違和感を持ってしまっていた。
 
ということで、1カ月お試ししてみて、結局は、
宅配はやめたが、生協や産直、露店店舗で生鮮品を中心に買い、
スーパーではリーズナブルに購入できるメーカーものを不足のない程度に購入する、
折衷案に落ち着いた。
「あ、生協のがあるやんー!」とすぐわかるおねえたち。
 
生協宅配終了は、わが家では、なかなか一大事エピソードだった。
生協やめたっちゃんね、と娘たちに言うと、
「え?うち、そんなにお金ないと?そんなに困っとーと?」
とマジ顔で心配された。やれやれ。
 
緊縮財政ですが、安全でおいしい食材求め、どうにかやりくりしますわよ。