みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

力とRの謎のやりとり

中学生になったおねえNは、そもそも家にいる時間がぐっと減ったのもあり、
また、身体も大きくなって、力のことをひょいと抱っこできるようになって、
力とNは、以前と比べると、少し違う距離感になってきた。まあぷちママと言う感じかも。
 
ということで、年齢が近いRと子ども同士、今は多分、一番、心も近くにありそうだ。
力の写真を一番うまく撮れるのも、わが家ではRなのだ。
 
その彼ら、数年前から謎?のやりとりをしている。
R曰く、「魔法」らしい。
 
その1:夜寝る前
R:ちーくん、寝る時に騒がんとよ!悪いこと起こしちゃだめよ!入院したらダメよ!けいれんダメよ!わかった?
力:ぶうぶう!ぶうぶう!
R:じゃあ、魔法あげるね!・・・・(印を結んでいる?ようなしぐさ)・・・ハイっ!じゃね、おやすみ!
力:ぶうぶう!ぶうぶう!
 
その2:R登校前
R:ちーくん!おねーちゃん学校行ってくるね!じゃあ、魔法ちょうだい!(両手をつなぐ)ハイっ、行ってきま!
力:あうあう!あうあう!
 
Rは、学校に行くのに、いろいろとパワーが必要らしい。気を遣っているのだろう。
「魔法」は、けいれんや体調不良が起こりやすい力に夜に預け、日中はRがもらっている模様。
 
うまくいってんのかな。いってるんだろね。謎の力のやりとり。そういえば、力、入院してないもんね。
R、具合悪い時以外の学校がある日は絶対に忘れずにこの儀式をしている。ある意味感心するわ。