みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

先生たちの工夫

本日、参観と懇談会だった。
うちは今までも待機状態だったし、待機でなくなっても送迎は毎日なので、学校の様子はみえるが、
バスで通学している子どもたちの保護者は、学校でこどもたちがどんななのかは、
お便り帳で推し量る位。
私たちのクラスは、「図工」で、色水作りと染めもの、という項目だった。
 
1年生は、多分ほとんど、入学した春過ぎから朝顔をを育てるのではないだろうか。
うちのぼうずたちも例にたがわず、マイ植木鉢をもらって、朝顔、ちゃーんと育った。
 
その朝顔の花の汁で、色水を作る、という、前半。
力はかなりどんよりしており、なんか、私がいるのが邪魔そう。。
ビニール袋に入れた朝顔の花をもみもみすると、ピンク色の汁が出る。
その汁に水をいれて、ピンク色の色水が出来上がり。
 
先生があらかじめ準備して、豆乳にて下処理をしてくれていた綿麻の小さな手提げ袋を、
その色水にどぼんと漬けて、染める前段階まで、やってみたぼうずたち。
水につける前までちょこっとテンションあがったが、水に袋を入れる際、なんじゃ?という怪訝顔になった。
 
あとは先生がぐつぐつ煮込んで色止めをして、できあがったのをみんなにくださるらしい。
既にできあがったサンプル袋は、とても素敵な色に染まっていて、出来上がり楽しみだ。
 
その前の図工の時間に、ビニール袋でお魚を作り、ろうかに「うみのいきもの」として飾ってもらっていた。
なかなかいいでしょう!
イメージ 1
 
療育センターの保育士さんたちもだが、学校の先生たちも、
反応を引き出すのがやや難しいであろううちの息子たちのために、
工夫して楽しい教材を作ってくれるのは、本当にすごいなあ、と感心する。
みていてもとても楽しい。
 
それに比べてうちのおねえたち、いわゆる特別支援ではない子どもたち。
先日、家庭科のミシン実習のための「エプロン教材」の封筒を持ってきており、
あれでもない、これでもない、と、選ぶのに忙しい。
 
教材は、布の裏に既に型紙が書いてあり、
その通りに切って縫うだけでちゃーんとエプロンになるキット。
自前で布を買ってきても良い、という通達はあるのだが、
子ども達の世界では、教材カタログを配られた時点で、買うのが当然、となってしまう。
 
そりゃ買ってもいいけどさ。このキットって、何の意味があるんですか、と、言いたい。声を大にして。
布買って、型紙通りに裁断し、縫う、という大変さを味わさせてみたいのだが、、、