みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

パソコン顔面に落下、事件。。。

週明けの疲労でのねむねむは火曜の午前まで続き、解消。
解消した後は絶好調波がきた。
 
木曜午前に、とうとう濃縮酸素機器が引き取られ、
小さいとはいえ、置き場を固定されていた酸素濃縮機がなくなったので、すっかりがらんとしてしまった。
わが家のメインの部屋である居間スペースが空いたので、夏休みだし、思い切ってプチ模様替えをした。
 
力の居間での寝床は全撤去し、
酸素機器のそばに、すぐに使えるようにしていた吸引器、吸入器を固定していたのを、
必要な時にだけ使うように、部屋の隅にひとまとめにすることにした。
既に注入物品もなくなっているので、
今まで、居間と言うよりも、力のケア部屋と言っていいような状況だったのが、すっかり、広々。
 
力はもう自由にどこにでもゴロゴロしてよくなった。
自由をこよなく愛する男、本領発揮かと思いきや、
やっぱり今までと同様、せまーいところに入ってきたり、壁にべたーっと寄ってみたり。
いかにも子どもな行動を取っていた。
 
で、模様替え翌日の、昨日の夕食時のことだ。
 
夕方以降は、ほぼ、テンションバリバリ高い力なのだが、
久々に外来リハビリに行ってお友だちが偶然いたのがうれしかったようで、
午後のリハの時間帯からすでにかなりお調子者状態になっていた。
夕方はおねえのピアノで、力は留守番しており、やや痰が多かった、と言われて心配していたが、
帰宅後は問題なし。
ずーっとゴロゴロと好きなように移動していた。
 
たくさんスペースは空いているのに、いつものように、
私が座っている移動できる簡易パソコン台のところに何度も寄ってきていた。
ま、いつものことだ、と思っていたが、
そのパソコン台の後ろにある固定電話をかけて、
風呂に入っているおねえたちの様子をうかがいに行こうと、3歩歩いたところで、
 
ゴン!
 
何か重いものが落ちた音。
 
は!もしかして・・・・
 
振り返ってみると、パソコンが落ちていた。そして落下したパソコンの傍らには力が。。。
 
ぎゃあああーーー。パソコンがあああ。力の顔にいいいい。
 
ノートパソコンは転がっていた。力は、目を白黒させた後、号泣した。
顔に傷がある。顔面に落ちてきたんだ。この高さから!!(約65cm)
 
ゴロゴロ転がって、コードを足に巻き付けて引っ張ったのだろう。それにしても、どんな衝撃を受けたのか。
 
ぎょえーと泣いていたので、まずは冷やした。
どうしようどうしよう。頭がーー顔がーー。
 
そうよ、ついさっきはその辺にいたもんね。なんで、危ないと思って移動させなかったのだろうか?
 
少し離れてもいたし、ちょこっとの時間なら大丈夫だろうと、高をくくっていたのだ。
というか、そんなはっきりと、頭になかった。
それくらい、少々離れたところにいた力。一瞬で移動して、うまいぐあいに(?)コードを足に引っ掛けたのだろう。
 
イメージ 1目の上をちょこっと切っていた。少々出血。
多分、パソコンの角が当たったに違いない。
鼻の横はみみずばれ。よーく見ると、やや腫れている感じ。
 
こんな重いのが上から突然降ってきたのだ。
なんてこと。
 
必死に冷やしていたが、すぐに泣きやんでしまった。
 
で、ほどなく、にこにこ笑ったり、ケガ前と変わらぬ様子で、
ゴロゴロやりはじめた。
 
痛くないのか?いや、痛いやろ。でも機嫌は良いぞ。
 
冷やして、1時間ほど様子をみていたが、腫れることもなく、
不快な様子がほとんど見られない。
風呂に入れて、寝るまで観察していたが、いつもと変わらぬペースで、
騒いだ後にスイッチ切れて熟睡体勢になった。
 
翌日の朝もすっきり起きて、何事もなかったかのよう。
傷にはばんそうこう貼ったり、いろいろやってみたが、
かきむしることなく、いい子で貼ったままにしていた。
 
で、何事もなかったかのように先ほど、いつも通りに寝た。腫れもきてない。
とりあえず、よかった。
 
当たり所が悪ければ、目や鼻なんかがもっていかれていただろう。
これくらいですんで、本当に不幸中の幸いだ。
 
が、私としてはすっかり落ち込んでしまった。注意力不足。全く言い訳できず。
 
模様替え2日目でアクシデントだった。
軽くて済んだが、きっと警告だろう。
力の立場となって、危険な物を置きっぱなしにしたりしないよう、また、床もこまめに片付けるよう、
気を引き締めている。おねえたちにも、協力要請せねば。