みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

3年ぶりの歯科受診

それにしても当地、週末の降りようときたらすごかった。
眼下に流れる小さな川があふれるのではないかと思ったほど。
 
大雨の前の日に少々分泌物が多いかな、と思っていたが、降ってしまえば落ち着いた。週末のんびり。
 
週明けは登校後、早帰りして3年ぶりの歯科受診をした。
かかりつけ歯科は街の中心部にあり、駐車場も少なく、商業ビルの一室。
歯科はマストではあろうが、それ以上にマストが多い力。
入院したり体調不良になれば歯科受診のことなどすっかり忘れてしまうし、
体調良好であれば、楽しく通園したい。
いつも年度初に、行かなきゃ、と思うのだが、
すぐに暑くなって、すぐに涼しくなって冬になって、感染症が流行ると引きこもりになるのでまた翌年。
それが3年続いてしまった。
 
診てくれていた院長(もう引退されたが)はとても厳しい人で、
障害がある子どもの歯のケアを怠るとは何事だ、と、足が遠のく保護者は、必ず叱られる。
きっと今日も雷落ちるに違いない、とどきどきしていたら、ちょうど出張中で不在とのこと。
会えずに叱られずに済んだが少々寂しかった。
力を授かって、力にかかわってくれる人は、皆、私たちに対して申し訳ないほどやさしくしてくれる人ばかり。
たまにはカツ入れてもらわんとね。
 
久々の歯科は、3人がかり。
ベッドに寝せられた力は、最初緊張していたが、ほどなく、この状況を楽しんでいた(!)ようで、
ちょこっと笑顔が出たりして、なかなか長い時間だったにもかかわらずしっかり口をあけ、頑張っていた。
足を動かぬようおさえていた私、親ばかだが、えらいねえ!大きくなったねえ!強くなったねえ!としみじみ。
 
結果、3年受診してないと思えないほど、歯の状態良好で、
しばらく受診しなくてもよく、今のままで歯磨き続けてね、とおほめの言葉をもらった。いえーい。
 
帰宅途中、たんがずるずるだったので心配したが、帰宅後しばらくしてぱたっとおさまった。
この季節とこの天候だ。ずるずるはしょうがないが、思いのほか体調も安定しており、うれしいかぎり。
 
 
学校では、今まで教室にベタ待機だったのだが、今日からとうとう、校内待機になった。
がらんとした保護者控室にて、一人で待機もなかなか微妙ではあるが、
のんびりでも一歩一歩進んでいけてるのは、力が元気なおかげ。ありがとうありがとう。母ちゃんも頑張る!