みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

プールも制作もリハビリも

週末は元気なまま過ごした。というか、元気過ぎるくらいだった。
先週半ばから抗けいれん薬が増量されたが、その影響もあるかもしれない。
体調も良くなったこともあるだろうが、そりゃあんた、騒ぎ過ぎやろ、というほどで、あやしい。
 
でも、睡眠導入の薬もちゃんと効いており、真夜中まで遊びっぱなしというわけではなく、
機嫌もいいので、おねえともども、安心して過ごせた週末だった。
 
さて、週明けは久しぶりのプールだ。
先月下旬に予定されていたプール保育は、うちの所用で休んだため、
一月半くらい間が空いてしまった。
元気に登園できたが、着替えしているくらいから、顔つきがどんよりしている。なんで?
 
水に入っても、なんだか今一つノリが悪い。
眠いのかな。それとも、ポジションが悪いのか?
入ってすぐに、顔に水をばちゃばちゃかけたのがまずかったのか?
んー、でも、もしかしてあれかな??と思うところはあったが、担任の先生に助けてもらいながら、
股つき浮き輪にてゆらゆら浮かんでいた。
 
でも、途中で、案の定、一皮むけたみたいに機嫌よくなった。
やっぱり、あれだ!!!
 
先生(医師)が見学に来てくれていた。
気管切開している力のプール保育は、力のような体制でやることは当市でもあまり例が無いらしく、
先日も担任の先生が、力のプール保育を題材として、
保育士さんや訓練士さんがたくさん集まる研究会にて発表してくれたばかり。
 
見学に来てくれた先生は、プール許可をしてくれた際も、事前に園庭プールに入る力を見に来ていたが、
今回はその経過観察なのだろう。
 
しかし、その前回も、力はめちゃ不機嫌で、およそプールが楽しそう、とは言えないような状況だった。
こりゃ、力、プール許可してもらえないのでは?、と心配したほど。
で、今日が二回目の観察。
久しぶりのプールなのに、全然楽しそうでない雰囲気の力を見ていると、もしや、と思ってはいたが、
先生がプール室から退出した途端に、急に元気になったのだった。あまりに露骨過ぎて、笑ってしまった。
(いかんってー、そんなわかりやすいのはさあ。大人の世界は難しいんだからさあ。うまくやってよう~)
 
ちなみに、先生自体が嫌いではなく、多分、見学されたり、まじまじと観察されるのが苦手なのだと思う。
 
ということで、プール後半はかなり楽しそうにしていた。
浮き輪をはずして、担任の先生と交互にふわふわばちゃばちゃと、浮力を体験。
結果、前回よりも、さらにいい感じでプールに入れたと思う。力も満足の面持ち。
 
プール後は久しぶりに園の給食を食べたが、ほとんど食べず。
先日の不調では嘔吐があったので、食べる練習はとりあえずなしにしていたが、
本日の給食はパスタがねっとりしており、それで気分が乗らずに終了した模様。
まあ、ぼちぼちいきましょう。
 
イメージ 1イメージ 2午後から、
力がお休みしていた時に、
他のお友だちは既に作っている、
落ち葉を使った制作をした。
 
先生が最初に、
紅葉した落ち葉を目の前に持ってきてくれたりして、
開始。
 
机の上の葉っぱをよく見ている。
 
 
 
 
イメージ 3イメージ 4
園でも、制作の時には、
椅子の背もたれを限りなく直角にあげて、
座らせてもらっている。
以前なら、この体制になること自体が、
かなりしんどいことだったが、随分進歩。
少しでも慣れて、
手足も意味がある使い方を覚えてほしい。
 
 
 
 
 
 
 
制作の後は、先週できなかったリハビリの振替。
プール、制作、とハードな一日で大丈夫かなと思いはしたが、リハビリも同じように、楽しそうにしていた。
 
帰宅後も大変元気。
ここ数日、寝る前が最もハードに暴れているが、プチっとエンジンが切れたように、早くから眠ってしまった。
 
元気で機嫌がいいのは何よりである。