みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

秋の花火大会

週末に、9月の台風で中止になった、当地区の花火大会が開催された。
花火見物にはもってこいのわが家なので、
数年前までは、友人たちをおおぜい招待して、酒盛り兼花火見物の日だったのだが、
夫がおらず、また、力も体調の予想がつかないため、お客様たちに気を遣われてしまっては、と、
最近ではもっぱらのんびり家族だけで見物だ。
 
といっても、特に上のおねえは、花火(大きな音)が大嫌い。
下のおねえも、ものの10分も見ないうちに、飽きてしまう。
全く、命がけで仕事してくれている花火師のみなさんや、
この大会を運営してくれている多くの皆さん方に申し訳ないくらいだ。
 
中止になったにもかかわらず、多くの人の声が上がって、イメージ 1
再度、開催が決まったというのに
当日は、雨交じりの微妙すぎる天候。
空を眺めながらの判断は、本当に難しかっただろう。
でも、午後には正式に開催が決まり、
夕方からは周辺はどんどん花火モードになっていた。
 
近隣含めて、秋も10月半ばの開催は、珍しいと思う。
雨の後で、気温もかなりひんやり。
時期の問題や、再開の周知が徹底していなかったのかもしれないが、
いつもは昼過ぎから満車になる会場横の大型商業施設の駐車場もあきがあったくらい。
人出は大丈夫か?などと、心配していたが、開催前はいつものように十重に二十重に、人がひしめいていた。
 
イメージ 2始まったら、
力を座位保持椅子でベランダに連れて行って一緒に見物した。
結構真剣に見ており、
たまに、わあ、とか、うう、とか声を出しているので、
もしかすると、「たまや!かぎや!」と言っていたのかも?
 
あまりにも気温が低く、早めに部屋に入って窓際へ。
 
 
 
下のおねえには、開催直前になって遊びに来たお友だちと、案の定、花火も見ずに子ども部屋でだべり。
 
イメージ 3大きな音が大嫌いで、花火大会が毎年の悩みの種の上のおねえは、
それでも、花火自体は楽しみたいらしく、
耳栓して、耳当てをして、バスタオルをぐるぐる巻きにして、重装備にて。
仕掛けの時だけはドンという衝撃音がなく外で見ていたが、
大玉の時は、部屋の一番音が届かないと思われる部屋に避難して、
うろうろしていた。
 
力は、部屋で見ていても、わあわあ、と声を出して真剣なまなざし。
ラストの大玉連続は、私が膝に乗せて、外で一緒に見たが、
恐がることもなく、よくみていた。
力と一緒に、ゆっくり見ることができたのは初めてかも。
いや~ラストは本当に、毎年感動して涙が出そうだった。
 
今年はうちの中で、力が一番長く、花火を楽しんだねえ。
 
涼しい中での花火も、なかなか趣深いものがあった。
開催に尽力してくださった皆さん、本当にありがとう!
 
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