みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

和服流行り

おねえたちと浴衣の話になった。
花火大会に向かっているらしき、女子中学生二人組の浴衣の着こなしをみて、
なんてこと!と私が延々と嘆いていたことから始まった。
 
Rが、箪笥から子ども浴衣を引っ張り出してきた。
既にNは、子ども浴衣はちょんちょこりんなので、
とりあえず、私の浴衣をみせると、R、俄然テンションあがってきた。
 
大河ドラマ「江」の影響だ。
Nには歴女まがいに、Rは和ファッションに興味をかきたてられている。
「江」の評価はまあおいといて、歴史や和に興味を持つことは、いいことだ。
 
Rはそれから、寝まきとして、浴衣を着て寝ている。変なやつ。
洗濯したあと、着物のたたみ方を、教えてみると、
たった、2度、やってみせただけで、ほとんど完璧に覚えるではないか。
 
まさに、好きこそものの、である。こどもってのは、すごい。
それから、たたむことが楽しくなったらしく、何度もたたんでは着て、を繰り返す。相変わらずおもしろいやつ。
 
Nに私のゆかたを着せてみると、私が着るのと全く違ったシルエット!イメージ 1
若さは、なんとうらやましい!
でも、当たり前だが、渋すぎだ。
もうすぐ、お友だちと花火大会に出かけたりするような年ごろだろうし、
せっかくなら、かわいらしい柄の浴衣を買ってやろうと、いろいろ物色していたら、
リーズナブルな素敵な柄を、反物で、見つけてしまった。
仕立てがいるんだよなあ。頼むと高いしなあ。
教えてもらって、自分で作ろうかなあ、と、ばあちゃんに相談すると、
知人の、昔プロの仕立て屋さんだったおばあちゃんが監督、
うちのばあちゃんが縫い子として、
引き受けてくれることになった!手縫い浴衣!なんとぜいたく。(現在発注中)
 
Rは、今では、大人の浴衣を、ぞろぞろゾロ引くほど丈があるのを生かし、
重ね着して、
「打ち掛け、みたいやろ!」
と、こども浴衣の上に、大人浴衣をはおって、すっかりご満悦である。
 
このごろ、帯を結んでやると、こちらもまた、大まかではあるが、2回ほどで覚えてしまった。驚き。
こどもの好きという気持ちの強さは、すごい。感心。
 
 
余談。
私も久しぶりに浴衣をみて、着物が着たくなった。(私も着物好き。認めたくないがこれは実父譲り)
しかし、浴衣さえ随分着てない。着る余裕を持てずにもう10年以上。
 
浴衣柄は今でも問題なく着用できそうだが、
さすがに、この年齢で、この帯(よくあるポリエステルリバーシブル帯)はないよね、と、
つい、博多織の半幅帯を購入してしまった。
着るあてないのにもったいないと思う一方、
やっぱり着物や帯の、素敵な作品をみると、ホントに素敵ねえと、思ってしまう。
まあ、いわゆる着物病である。いいじゃん、伝統工芸の博多織やし。娘たちに譲れば問題ないっしょ。
しかし、
浜松の浴衣反物も、博多織のいい品物も、
今や、ネットで気軽に手に入れられる時代だ。手触り、などは賭けにはなるが、購入しやすいは間違いなし。
 
みんな~、スカート浴衣なんて選ばずに、ちゃんとした本物の浴衣着て、和服着用時の歩き方をしてくれーー。