みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

園庭プールに入る

昨日も夕方寝したにもかかわらず、早寝して、早起きして絶好調。
 
今日は力にとっては初の園庭プールに入ることになっている。
通っている園は新設園で、園庭もぜいたくなほど広く、余裕があり、
園庭プールはサーカス小屋みたいな屋根つきの広々タイプ。
これがこの園の本当のプールだと言ってもいいくらいのものだ。
 
力の準備として、気管切開部分にダイレクトに水がかからないように、
保育士の先生の提案を受けて、私が、簡易マスクを作ってもっていった。
ビニールテーブルクロスを小さく切ってマスク型にし空気穴をあけ、首の後ろで固定、気管切開孔部分を確保。
 
やってみないとうまくいくかどうかわからない。
今日はたまたま、年中年少さんと合同クラスだったにもかかわらず、力ともう一人のぼくだけだったので、
広々と使わせてもらって、先生たちを独占して、入れることができた。
結論としては、めちゃくちゃ楽しそうに入ることができた。リラックス~。
 
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今年は昨年までの水着が全く入らなくなったので、全ておねえたちのお下がりを使った。帽子がピンク。
 
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水着に着替えている時点で、期待感UP。はだか大好き。
外に出てシャワーチェアに座り、シャワーをしてもらった。
シャワー時から既にとても楽しい気分になっていた。
ご機嫌な顔だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3最初はお尻が固定される浮き輪と普通の浮き輪を二つ重ねて入ってみたが、
かなり不安定。
 
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本人はうれしくて、
ぐらぐら動いてさらに 危険度アップ。
このやり方は、以前いた園でも、危険度高いね、
と話していたことだ。
少し深めの水位のプールでも、
やっぱり今一つだった。
 
 
 
 
 
 
イメージ 4そこで、ちょうど見学に来ていた園長先生の提案で、
浮き輪を一つにして、黒いフロート(これ、めっちゃ高価なもの)を使い、
クッションのようにして、力はだらっと背もたれして入る形をやってみた。
これが、ヒットだった。
力は浮き輪の時よりも脱力し、リラックスする。
介助の先生も、こちらの方が随分楽、と言っていいた。
ゆらゆら動いて、ずーっと楽しそうにしていた。
 
水温32度程度。
外が暑かったので、とても気持ちよかったのだろうと思う。
 
 
15分ほど入り、あがった。
着替えるとまったりして、さらに、給食食べると眠そうになった。
それでも、園では寝ることなく、帰宅して夕方くらいにぐっすりで寝てしまった。
 
昼寝や夕寝を長々とすると、リズム壊すし、痙攣のこともある。
これからは、1時間以内で起こしてしまおう、と、心がけているが、
今日も30分ほどで起こして、その後、元気になり、夜は早めに寝た。いいリズム!
 
 
透明マスクは、やや改良要、というところだが、まあ使えそうな感じ。
少しずつ環境改善しながら、力が楽しむことができたらなあ。