みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

早速練習

本日は通園は休み。
台風一過で今日までとても涼しい。朝夕は肌寒いくらい。さわやかで、本当にありがたい一日だった。
 
さわやかな午前のうちは、おねえたちの夏休み宿題時間だ。
家のことが一通り終わった後に、おねえたちが頑張っているのに、ぼくちんだけ暇はないでしょう、
と、座位保持椅子とセットで購入した高さ調節できるテーブルを久しぶりに出してきて、
昨日、リハビリの先生と話していた、手で身体を支える経験値を上げる、を目標に、
とんび座りして、両手で上半身を支えて、自力ですわる練習をやってみた。
 
イメージ 1少し前までは、このテーブルでは高すぎて、
気管切開部分がやや危険だったのだが、
今日やってみると結構余裕。背が伸びてきたかもね。
 
で、とんび座りは、そもそも、
身体の硬い人にとってはしんどい姿勢。
力も、柔軟性がある方ではないので、きつい。
リハビリでも、目を白黒させて頑張って座るほどだ。
だから、少しでも気がまぎれるようにと、
おねえたちが勉強している目の前にテーブルを設置、座らせてみると、意外にすんなりではないか!
支えなしで、しばらく座っていた。
 
ボクも後姿は勉強してる風に見えるぞ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
といっても、まあ、この格好になるまでは、イメージ 2
まずは、こんな感じでおねえに後ろでガードしてもらった。
左右に倒れてしまうが、倒れっぱなしにはならず、
少し手伝ってやれば、挽回する。
また、最も危険な、後ろに反る、ことはなかった。
とんび座りで後ろに反るの自体が大変な負担がかかるのだ。
 
しばらくすると、慣れてきて、
上の画像のように、頭もまっすぐあがる時間が増えた。
おねえたちは、目の前でやんややんやとほめるので、
けらけら笑うくらい、楽しんでやれていた。すごいこと。
 
イメージ 3
しかし、一時すると、倒れはしないが、
力尽きてきた。
支えて座らせてこの状態までが、
5分程度。上出来ではないか!よく頑張った!
 
 
 
 
 
あまり嫌がらなかったので、午後も、同じ格好で練習してみたが、やっぱり、あまり嫌がらず、
同じように長い時間、頑張れた。
これは、もしかすると、すごいきっかけになるのでは、と、期待している。
 
 
今日は私たち女性陣はプールに出かけたが、力は外出せずに、のんびりすごした。
夕方の留守番時間は、久しぶりに大好きなヘルパーさんが来てくれたので、うれしそう。
昼寝をしていないので、眠たそうなら寝かせてください、と申し送りをしていたので、
ヘルパーさん、少しまったりと過ごしていてくれたらしいが、
途中で、力、なんか、いじけ顔でそっぽを向いてしまったらしい。
 
多分、せっかく来てくれたのに、なんで遊んでくんねーんだよ?と、いじけたのだろう。
それをわかってくれたヘルパーさん、
それから、少しテンション上げて遊んでくれると、力、機嫌直して、また楽しく過ごしたとのこと。
帰宅時は、にこにこだった。
 
ということで、昼寝せずに夜になってしまったので、夕食時もかなり眠そうだった。
早々に風呂に入れて消灯すると、早めに寝てしまった。
先日のようなけいれんを起こす可能性があるかもと、観察中だが、大丈夫そうな感じはしている。
 
 
大きなけいれんはあったが、術後はありがたいことに、朝起きて昼寝して夜寝る、というリズムが、
ある程度整ってきている。
抗けいれん剤がこなれてきたこともあるのかもだし、術後、やっぱり、体調が改善したのかもしれない。
 
なにはともあれ、まずは夏を元気に過ごすことができれば、万々歳だ。