おねえたちは夏休みが始まった。
朝からラジオ体操に行ってきた彼女らを初めて、力の園に同行した。
彼女ら、前々から新しい園について行きたい、と言っていたが、保育参観の時は力は入院しており、
行けずじまいで今に至る。
新しい園では、事前に兄弟児は連れてきてくれるな、とお達しがあったらしい。
うちは、入院していたこともあって、直接的には、通達されることなしに、夏休み前になった。
(ていうか、きちんと通達しろよ、てところからが始まりだった)
この園は最初から兄弟は不可だって言われたのよ、と、友人ママ数人から聞いて間接的に知っていた。
昨年までの園では、兄弟児については、できるだけ(留守番等で)協力よろしく、という感じだったので、
各自でできる限り協力していた。
明日は連れてこよう、とか、明後日は子どもが多いからやめようか、などと、
他のお母さんたちと調整しながらだった。
同行時は、保育士さんがうまくやりくりして、保育の時間のお相手をさせてくれたり、
自由時間に一緒に遊ぶ時間を作ってくれたりして、楽しく過ごさせてもらっていた。
だから、うちのおねえたちは、力のお友だちと遊んだりできる園が、とても好きだったのだ。
また、他の兄弟児さんも含め、子ども同士、なかなかうまくやるので、こちらも感心していた。
障害がある子どもたちが通う園だ。
その兄弟児だって多かれ少なかれ、大人と違った苦労や葛藤が大いにあるはず。
それぞれのご家庭の事情もあるだろう。
確かに同行した兄弟児が限りなくルール無視の暴れん坊のこともあり、
実際保育に支障をきたす場面もあるのだが、最初からALL拒絶なのは、どうかと思う。
それだけ、無法な状態なのか、制御する自信がないんだろうかと、逆に、勘繰る。
うちは、今回は特に、連休明けから7月まで2人で留守番頑張らせたこともあって、
10時から15時まで、夏休みの毎日を2人で留守番させる気は全くなく、
この夏休みは、力は少しお休みして、おねえたちのわがままを聞いてやろう、と、元々考えていた。
という中で、園からの一律拒絶に納得いかなかったこともままあって、
園長に前日に直で同行願いをして、とりあえずOK、との了解を得て同行。
(しかし、かなりかなり渋面ではあった。直でなければきっと却下されたに違いない。ほんと、納得いかない。)
力は、家を出る時点で、もう、ホクホクの笑顔で、
おねえたちと一緒に行けるなんてなんて幸せ、との面持ち。
到着してもご機嫌だったし、
午前はリハだったが、なんとか笑顔で乗り切った。
久々にとんび座りをしてみたが、
ちょこっと笑顔も出たりして、少し余裕な感じだ。
手術、入院の割には、身体にはそこまで影響はなく、
このまま卒園まで、
できるだけ入院などで休まず通園して、リハも続けて、
就学までに、なんとか、座位保持なしで、
「ひとりですわる」
を、達成できたら、本当にうれしい。
ぼちぼちがんばりましょう!
午後は、クラスのみんなはリハなどでおでかけ。
部屋は力と、おねえたちだけになった。
力は、担任の先生に抱っこされて、
吊り遊具の大きなスイングに乗って、
ゆらゆらしてもらっていた。
担任の先生と私とで話をしながらだったからか、
ずーっと座ってゆらゆらされていても、
全く苦にせず、楽しそうにしていた。
力は、力がいる場所で、
大人同士が話している状態をとても好む。
さぞ耳年増やろうねえ~。
明日は通園は休み、
力は夕方は留守番して、
恒例のおねえたちの鬼母教官の夏休みプール教室初回だ。
台風の影響で、夏休みっぽさにちょいと欠けるが、
やっぱり世の中は夏休みである。
私も久々のプールだ~。