みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

おねえたちと一緒に通園

おねえたちは夏休みが始まった。
朝からラジオ体操に行ってきた彼女らを初めて、力の園に同行した。
彼女ら、前々から新しい園について行きたい、と言っていたが、保育参観の時は力は入院しており、
行けずじまいで今に至る。
 
新しい園では、事前に兄弟児は連れてきてくれるな、とお達しがあったらしい。
うちは、入院していたこともあって、直接的には、通達されることなしに、夏休み前になった。
(ていうか、きちんと通達しろよ、てところからが始まりだった)
この園は最初から兄弟は不可だって言われたのよ、と、友人ママ数人から聞いて間接的に知っていた。
 
昨年までの園では、兄弟児については、できるだけ(留守番等で)協力よろしく、という感じだったので、
各自でできる限り協力していた。
明日は連れてこよう、とか、明後日は子どもが多いからやめようか、などと、
他のお母さんたちと調整しながらだった。
同行時は、保育士さんがうまくやりくりして、保育の時間のお相手をさせてくれたり、
自由時間に一緒に遊ぶ時間を作ってくれたりして、楽しく過ごさせてもらっていた。
だから、うちのおねえたちは、力のお友だちと遊んだりできる園が、とても好きだったのだ。
また、他の兄弟児さんも含め、子ども同士、なかなかうまくやるので、こちらも感心していた。
 
障害がある子どもたちが通う園だ。
その兄弟児だって多かれ少なかれ、大人と違った苦労や葛藤が大いにあるはず。
それぞれのご家庭の事情もあるだろう。
確かに同行した兄弟児が限りなくルール無視の暴れん坊のこともあり、
実際保育に支障をきたす場面もあるのだが、最初からALL拒絶なのは、どうかと思う。
それだけ、無法な状態なのか、制御する自信がないんだろうかと、逆に、勘繰る。
 
うちは、今回は特に、連休明けから7月まで2人で留守番頑張らせたこともあって、
10時から15時まで、夏休みの毎日を2人で留守番させる気は全くなく、
この夏休みは、力は少しお休みして、おねえたちのわがままを聞いてやろう、と、元々考えていた。
 
という中で、園からの一律拒絶に納得いかなかったこともままあって、
園長に前日に直で同行願いをして、とりあえずOK、との了解を得て同行。
(しかし、かなりかなり渋面ではあった。直でなければきっと却下されたに違いない。ほんと、納得いかない。)
 
イメージ 1力は、家を出る時点で、もう、ホクホクの笑顔で、
おねえたちと一緒に行けるなんてなんて幸せ、との面持ち。
 
到着してもご機嫌だったし、
午前はリハだったが、なんとか笑顔で乗り切った。
 
久々にとんび座りをしてみたが、
ちょこっと笑顔も出たりして、少し余裕な感じだ。
 
手術、入院の割には、身体にはそこまで影響はなく、
このまま卒園まで、
できるだけ入院などで休まず通園して、リハも続けて、
就学までに、なんとか、座位保持なしで、
 
「ひとりですわる」
 
を、達成できたら、本当にうれしい。
ぼちぼちがんばりましょう!
 
 
イメージ 2
午後は、クラスのみんなはリハなどでおでかけ。
部屋は力と、おねえたちだけになった。
力は、担任の先生に抱っこされて、
吊り遊具の大きなスイングに乗って、
ゆらゆらしてもらっていた。
担任の先生と私とで話をしながらだったからか、
ずーっと座ってゆらゆらされていても、
全く苦にせず、楽しそうにしていた。
 
力は、力がいる場所で、
大人同士が話している状態をとても好む。
さぞ耳年増やろうねえ~。
 
明日は通園は休み、
力は夕方は留守番して、
恒例のおねえたちの鬼母教官の夏休みプール教室初回だ。
 
台風の影響で、夏休みっぽさにちょいと欠けるが、
やっぱり世の中は夏休みである。
 
私も久々のプールだ~。