昨夜、大変なことになった。
力、全身、風呂水の中に浸かってしまったのだ。。。。。
ここ数日の上り調子は、今までがうそのよう。機嫌はいいし、動きも激しい。
元気になると、どこまでも転がっていって、家具や周りの医療機器に激突したり、
注入中の管を引っ張ったり、さらには注入スタンド引き倒したり、様々危ないことが増える。
風呂に関しては、体重も増え、身体の力も強くなってきたので、
腕っぷし強い方の私でさえも、腱鞘炎気味になることもあるほどで、
そろそろ、入浴方法を検討せねばいかんね、と、考えていた、ここ数カ月。
とうとう、というか、起こるべくして起こった、のかもしれない、アクシデントだ。
もともと風呂が大好きだ。
調子悪くても、風呂時は、少しだけでも機嫌が良くなる。
だから、調子いい時は、ものすごく暴れる。楽しそうに!
ここ最近は、危険防止のため、ちょっと痛いかもねえ、と思いつつ、かなりホールドして入浴していた。
なのに。
昨夜は、私のがっちりホールドを、自ら身体をねじって乗り越えて、どぼーんと落下。あっという間だった。
えええええええええ????うそやろーーーー。
まるで映画の一コマだった。
ストップモーションのように見えたのは、
どぼーんと落下して、くるんと180度回転して背中を向けた力。
後から考えれば、抱き上げるまで水中には多分1秒位しかいなかったと思う。
すぐに抱っこして水からあげ、スピーチバルブをはずし、背中をどんどん叩くと、
2回、気管切開孔から、少量、水っぽい分泌物が、飛び出してきた。
顔は青ざめている。
吸引器がある場所に急いで連れていき、吸引した。鼻と口からも吸引した。
しつこくやったが、吸引物がなくなったので、すぐに聴診器で胸の音確認。
・・・妙な音や、ぜいぜいは聞こえない感じだが、、、、
ぶー。
ん??この音なに?
ぶー。
ん?何これ?
と、力の顔をみると、すっかり顔色は戻っており、いつもの、ご機嫌の時の、ぶーぶー、である。
ちょっと、ちーくん、大丈夫?きつくない?大丈夫?と声掛けると、
にやあ、と少し笑った。
急いで着替えさせ、すぐに病院に電話。
看護師さんが対応してくれて、さらに、当直医に相談してもらうと、
機嫌よく、呼吸安定なら観察でよい、
ぜいぜいが出てきたり、熱が出たり、変化があったら連絡するように、ということだった。
力はその後、しばらくして、自然と入眠。
私は2時過ぎまで観察していたが、変化なかったので、就寝した。
翌朝、心配で早めに起きて、力をみると、いつものように、朝寝坊ペースの状態。
遅めに起きたが、大丈夫そうだ。
ぜいぜいも出ず、熱も出ず、機嫌もすこぶるよく、今に至る。
水中が短かったのと、スピーチバルブで気管切開孔はとりあえず、閉鎖状態に近かったことで、
気道内に水はほとんど入らなかったのだろうと考えられる。
それにしても、早急に風呂の入り方を検討せねばならんと、思った次第。
本人はいたってマイペース。
翌日、まるで、潜りができた!と言わんばかりの機嫌のよさ。
キミキミ、それ、自信持つことじゃないって。
観察もしつつ、だったが、午前中、何も変化もなく、大変機嫌も調子も良かった。
活発度高かったし、
久しぶりに暖かい日だったので、
少しだけ散歩することにした。
お散歩しよっか、というと、げらげら笑った。
おねえたちも、4人ででかけるのが久しぶりなので、ちょっとそこまで、と言っておいたのに、
かなりテンション高い。ボールや飛び縄持参だ。
さあ、いこっか、というと、急に眠気が襲ってきた力。
外に出ると、まぶしかったのもあったようで、
目をつぶって、そのまま眠ってしまった。なんじゃそりゃー。
少し昼寝して、夕方からまた元気。とりあえず、今の時点ではよかった。
このまま、学期末まで突っ走れたらいいけどなーー。
でも水の中に転げちゃだめだよーー。