みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

力、風呂でおぼれる!!!

昨夜、大変なことになった。
 
力、全身、風呂水の中に浸かってしまったのだ。。。。。
 
ここ数日の上り調子は、今までがうそのよう。機嫌はいいし、動きも激しい。
元気になると、どこまでも転がっていって、家具や周りの医療機器に激突したり、
注入中の管を引っ張ったり、さらには注入スタンド引き倒したり、様々危ないことが増える。
 
風呂に関しては、体重も増え、身体の力も強くなってきたので、
腕っぷし強い方の私でさえも、腱鞘炎気味になることもあるほどで、
そろそろ、入浴方法を検討せねばいかんね、と、考えていた、ここ数カ月。
とうとう、というか、起こるべくして起こった、のかもしれない、アクシデントだ。
 
もともと風呂が大好きだ。
調子悪くても、風呂時は、少しだけでも機嫌が良くなる。
だから、調子いい時は、ものすごく暴れる。楽しそうに!
ここ最近は、危険防止のため、ちょっと痛いかもねえ、と思いつつ、かなりホールドして入浴していた。
 
なのに。
昨夜は、私のがっちりホールドを、自ら身体をねじって乗り越えて、どぼーんと落下。あっという間だった。
 
えええええええええ????うそやろーーーー。
 
まるで映画の一コマだった。
ストップモーションのように見えたのは、
どぼーんと落下して、くるんと180度回転して背中を向けた力。
 
後から考えれば、抱き上げるまで水中には多分1秒位しかいなかったと思う。
すぐに抱っこして水からあげ、スピーチバルブをはずし、背中をどんどん叩くと、
2回、気管切開孔から、少量、水っぽい分泌物が、飛び出してきた。
顔は青ざめている。
 
吸引器がある場所に急いで連れていき、吸引した。鼻と口からも吸引した。
しつこくやったが、吸引物がなくなったので、すぐに聴診器で胸の音確認。
・・・妙な音や、ぜいぜいは聞こえない感じだが、、、、
 
ぶー。
ん??この音なに?
 
ぶー。
ん?何これ?
と、力の顔をみると、すっかり顔色は戻っており、いつもの、ご機嫌の時の、ぶーぶー、である。
 
ちょっと、ちーくん、大丈夫?きつくない?大丈夫?と声掛けると、
にやあ、と少し笑った。
 
急いで着替えさせ、すぐに病院に電話。
看護師さんが対応してくれて、さらに、当直医に相談してもらうと、
機嫌よく、呼吸安定なら観察でよい、
ぜいぜいが出てきたり、熱が出たり、変化があったら連絡するように、ということだった。
力はその後、しばらくして、自然と入眠。
私は2時過ぎまで観察していたが、変化なかったので、就寝した。
 
翌朝、心配で早めに起きて、力をみると、いつものように、朝寝坊ペースの状態。
遅めに起きたが、大丈夫そうだ。
ぜいぜいも出ず、熱も出ず、機嫌もすこぶるよく、今に至る。
 
水中が短かったのと、スピーチバルブで気管切開孔はとりあえず、閉鎖状態に近かったことで、
気道内に水はほとんど入らなかったのだろうと考えられる。
 
それにしても、早急に風呂の入り方を検討せねばならんと、思った次第。
 
 
本人はいたってマイペース。
翌日、まるで、潜りができた!と言わんばかりの機嫌のよさ。
キミキミ、それ、自信持つことじゃないって。
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観察もしつつ、だったが、午前中、何も変化もなく、大変機嫌も調子も良かった。
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イメージ 5イメージ 6活発度高かったし、
久しぶりに暖かい日だったので、
少しだけ散歩することにした。
 
お散歩しよっか、というと、げらげら笑った。
 
 
 
 
 
 
おねえたちも、4人ででかけるのが久しぶりなので、ちょっとそこまで、と言っておいたのに、
かなりテンション高い。ボールや飛び縄持参だ。
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さあ、いこっか、というと、急に眠気が襲ってきた力。
外に出ると、まぶしかったのもあったようで、
目をつぶって、そのまま眠ってしまった。なんじゃそりゃー。
 
 
少し昼寝して、夕方からまた元気。とりあえず、今の時点ではよかった。
このまま、学期末まで突っ走れたらいいけどなーー。
 
でも水の中に転げちゃだめだよーー。