みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

留守番の意味を知る

本日、母、力の通園施設の会合(お別れ会)にて、午後ロングで力は留守番となった。
 
幹事学年だったのだ。
参加人数がたくさんになったので、準備もなかなかに手間がかかり、
うちみたいな外出ままならん家庭は、自宅での作業を請け負うくらいで、
買出しなどで、出ごとが多かったご家庭のみんなは、大変だっただろうと思う。
 
肢体不自由児のクラスの中で、我が年次の力を含めたクラスメートは、
園の中でもどちらかというと、のんびりまったりな子が多い。体調崩す率も高い。しかも人数も少ない。
園のみなさんの協力を得て、皆フル稼働して、なんとか会は盛会のうちに終了。よかったよかった。
 
懸念は、力がこの2週間くらい、心身ともになんとなく不安定な感じだったこと。
金曜を念のため休んだことが奏功して、今日は、出かける前に起きて、排泄して、機嫌よくバイバイできた。
夕方までヘルパーさんに依頼して、ヘルパーさんはダブルヘッダーで、半分ずつ、2人でみてくださった。
おねえたちも家にて留守番していたので、力は少しは気も紛れたのだろう。
ほとんど、気持ちが落ちずに、どちらかというとテンション高めに過ごせたらしい。
 
私が帰宅した時点で、眠る前のような感じでまったりしていたが、
ヘルパーさんが帰って、すぐに、号泣!!!!
うわーんうわーんと涙をぼろぼろ流しながら、泣いている。
 
こどもによくある風景!いかにも、である。
 
留守番えらかったね!がんばったね!と抱っこしてぐるぐるすると、少しおさまり、
私が隣でごろんとしていたら、ちょっと許してくれた模様。しばらくして、夕方寝、熟睡。
 
夕食前に起きて、大変機嫌も良くなった。
寝ぐずりだったのだろうが、きっと、ヘルパーさんたちの前では寝らんもん、と頑張っていたのだろう。
 
この3週間ほどは、実際、私も、家で夜な夜な何やらごちゃごちゃ作業をしたり、
通園も、頑張って行っていたのだった。
力も頑張って、ついてきていたのだろう。
ちょいと不安定になりながらも、やっぱり、本番(今日)には、私を行かせてくれた。えらいね、ほんとに。
 
それにしても、「留守番」の意識が、今までとちょっと違ってきた感じ。
心の成長かもしれない、いいことだ、と、思っていよう。
 
こどもたち、今日はお疲れでした!