みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

鬼は偉大

今年の節分は初めて、おねえたちに鬼役をやってもらった。大きくなったなあ!
 
おねえたちが通った保育園では、2月の大きなイベントとして節分豆まきがあるが、
正月明けてから節分までの、絵本等での前ふりが抜群の効果を発揮し、
特に未満児の子どもたちにとっては号泣のイベントとなる。
衝撃大の子などは、以上児になっても、年長さんになっても、鬼の怖さを忘れられず、
2月の節分イベントを、秋くらいから怖がっていたりする。
豆まきがあった日は、お迎えに行くともう夕方なのに、まだ、ぐずぐず、めそめそしている子たちがいて、
とてもほほえましかった。
 
ということで、怖がり度が大だった方のおねえたちが、鬼を担当するなんて、大変な成長なのだ。
 
節分豆におまけでついていた紙の鬼の面を頭に乗せて、
おねえたちがかわりばんこに鬼役をしてもらうことになった。
力の作った鬼帽子は、力にも小さかったがおねえたちにはもちろん入らず。後で枡の代わりになった。
 
まずは、母が見本を見せた。調子に乗って芝居がかってやると、大うけされた。
しかし、笑う中でも、下のおねえRは、ちょっと怖そう。まだ園での怖い思い出が残っているのだ。
 
最初に上のおねえNが、部屋の外に出て、どこかのドアから鬼として入ってくる、という設定にした。
Rは、豆が入った枡を持ち、立ってきょろきょろしながら、ものすごい緊張感が漂っている。
いや、、、そこまで緊張せんでもさ、、、、おねえちゃんやし、、、、
 
がちゃ、とドアを開けて入ってきたN。イメージ 1
すかさず、R、絶叫調で、
「鬼は外!鬼は外!福は内!鬼は外!鬼は外!・・・・・・・・・・・・」
 
胸より上に投げたらいかん、
と反則ルールをしっかり確認したあとなのに、
めくらめっぽう投げつけるR。
しかも、ものすごい早口で「鬼は外!」だけを連呼していた。
いやいや、Nの顔やんか。鬼じゃないしさ。見てすぐわかるやんか。
 
あまりにも鬼気迫った形相で豆を投げ、危険な感じさえ出てきたので、母のストップがかかったくらい。
R、キミが鬼のようだ!
 
それにしても、「鬼」というと、そこまで怖いんだなと、改めて、「鬼の偉大さ」を再認識した。
R、なんだかよくわからん、不思議なもの、解明されていない現象や生物なんかも、大の苦手である。
 
しかしRが鬼の番では、役に超なりきりだった。自分が鬼なら怖くないらしい。よくわからんな。
 
その後は恒例の的当てをして、投げた豆はたくさん食べた。この煎り大豆は、毎年とてもうまい!
来年はどんな節分になっていることやら。
 
この1年、家族皆、息災でありますよう!
 
イメージ 2
 
遅くなったがRの誕生会も開催した!特注レモンチーズパイ。