(旅行ネタばかりで恐縮だが)
単身赴任して既に4年目の夫。
私たちのこんな状況のため、荷造りのみ私が担当したが、引っ越し後は全部夫のみでやったため、
夫の居住環境は今回の旅行で初めて明らかになった。
晩秋に、一人住まいの家に家族全員が4泊するので、最低限必要な寝具のみ購入し、
力の居所をしっかり構えれば、残りの家族は何とかなるだろう、と考えていはいた。
事前に社宅の現況を写真に撮って送ってもらい、力と、医療機器もろもろの場所を決めて、
夫には大掃除を命じた。直前の5日間は帰宅後ずーっと掃除をしていたらしい。
自分的にはかなり自信を持って迎えた風ではあった。
しかししかし!!
部屋はまあ、小さいところは目をつぶるとして(といっても小さくもないが)、
台所!!流しもガス台もめっちゃ汚い!!
こんなとこじゃ、調理できんやろ!!
到着した日、子どもたちを寝かせてしまってくたくたになっていた夜中、
あまりにも我慢ならず、台所をガシガシ磨く私の姿があった。全く何しにやってきたのか。。。とほほだ。
私が荷造りをした時に荷物に入れた、「消耗品」である、たわしや布巾等台所用品は、
未開封のまま雑多に放置してあり、
調味料も、同様。(塩だけは全部なくなっており、なんで?と聞くと、パスタをゆでた、えらかろ、と答えた)
流しのところに、何かペットボトルに入った白い液体があり、これなに?と聞くと、
前の住人の方にもらった、重層水?、みたいやけど使ったことない、と。
つまり、数年間この同じ場所にずーとそのままに置いてあるってこと。うえええなんてこと。
翌日、100円ショップで台所用品を少し買い足し、スーパーで鍋を購入してきた。
生鮮品を主に扱うスーパーで調理器具を買うなんて、あろうことか。だ。
絶対こんな金額じゃ普通買わんよね、と思いつつ買ったのは、
鍋でもあれば、こんな夫でも、少しは気楽に料理もしやすいだろう、と考えてのこと。
夫の居宅からおさらばする前に、
既に購入している食材の使い方と、だしのとり方、食品の保存の仕方などを申し送りしてきたので、
その後の週末は、なんとか、少し作ってみたらしい。
「やっぱ、味噌汁があるかないかって
でかいね。家の食事っぽくなるねー。」
などと言っていた。
そうそう、だし取れれば、なんでもこい、だ。
鍋も活躍しているらしい。
ただし材料として、
「鍋用カット野菜詰め合わせ」、
を購入したとのことだったので、減点対象である。
これはもやし鍋か?
私がいる間に作ろうと、材料だけ買って、結局作らずにいたパスタ。
初めてみた方は、きっと、なんじゃこりゃ、と思うであろう、このパスタは、
私と夫の母校(大学)の学食のオリジナル料理、「ジロー風スパゲッティ」。
材料は、めんたいこ、ツナ缶、佃煮昆布、卵+ごま油、お好みで醤油、彩りでグリーンピースなど、
という、一見ミスマッチな組み合わせ。
最初見た時、なにこれ?とゲテモノチックに見たが、食べると、これがはまるおいしさ!
卒業しても、わざわざこれを食べに行きたくなる、不思議な味なのだ。
家でも、それぞれの材料があれば、簡単に作れる。味付けは自分次第で。
夫、トライして作ったらしい。混ぜるだけの簡単料理ですもの。にしてはツナを入れ忘れたらしい。
でもおいしかった、とのこと。
「結構、料理って、おもしろいね。」
いまさら、、、、と言うまい。面白いと思うことは大事。
単身もう4年目だ。まずは自分の食くらい、自分でまかないできるようにならんと、こっちに戻ってこれんぞ。夫。
ということで、つまりは、家事偏差値が異常に低い夫には、まずは環境整備が必要だった、という結論。