みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

飛行機をみにいく

週末は久しぶりにとてもすごしやすい気候。
 
日曜。
おねえたちが朝の自治会廃品回収手伝いに行った後は、どこかに散歩にでも行こうか、と話していた。
すると、相変わらず、下のおねえRが、買い物に行きたい、○×を買いたい、などと言い始めた。
いつものパターンだ。
上のおねえNは、ぶらぶらウィンドーショッピングをするのが大嫌い。対してRは大好きなのだ。
行けばNがぐったり疲れるし、行かねばRがむくれるので、間に入る私は面倒くさくて仕方ない。
力のことにかこつけて、出かけないことが多いが、
Rがぶうぶう言っていたので、
そうだ、飛行機をみにいこう、電車に乗って、地下鉄に乗って、行ってみよう、
というと、Nは大乗り気、Rは空港のお土産物屋さんがあるというと、少し乗り気になったので、
準備もそこそこにでかけた。
日曜の午前からなら、そこまで人も混雑していないだろうし、
力はさっきうんちして、遊び疲れて朝寝してる。ちょうどよさそう。
さあ、行こうか、と声掛けると、ぱっと眼を覚ましてご機嫌状態で出発した。 
 
ちょうど、通園施設では、「公共交通手段を使ってお出かけしてみよう」が、
今月~来月の保育+リハビリの活動課題。
力は今でこそ連れだすのがずいぶん楽になったが、
今までは荷物も多いし、吸引回数も多いしで、
病院か園以外に出かけることはほとんどなかった上、車移動のみ。
ちょうど、体調が安定してきた今頃に、こんな課題は、とてもありがたい。
 
うちから空港までは、JRに乗り、地下鉄に乗り換えて行く。
大人の普通の足で、連絡がうまくいけば、約30~40分程度かかる。
当市では比較的アクセスは悪くない方だ。
 
駅までは徒歩、駅では何度もEVで乗降し地下鉄に乗り換え、空港に到着。
展望デッキで飛行機を見て、空港内を少し歩いてみた。
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力は、みんなでお出かけ、というシチュエーションが楽しいらしく、人ごみものともせずに、機嫌よし。
途中でちょっと顔色悪いなあ思ったら、うんちをしていたのに私が気付かなかっただけだった。
おむつ替えると、機嫌直り。
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11時前に出発して、昼食を食べ、お土産物屋さんをちょこっとのぞいて帰宅して、15時だった。
さすがに私たちはやや疲れてしまったが、力は家に帰ってからも活発。
ずっとバギーだったからか、横に寝かせると、激しく動きっぱなし。
元気元気。体力ついてきたなあ。頼もしい限りだ。
 
駅舎や空港のバリアフリー報告は後日。