みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

豆遊び

今週は祝日や定期受診が重なり、金曜一日だけの通園となった。
 
ここ2,3日、何となく酸っぱい匂いがするし、うんちの出も心もち少ない感じがしていたところ、
2回ほど、おえっとなる仕草を見かけたので、逆流気味かもと、
本当に久しぶりに、漢方胃腸薬六君子湯を投与し始めた。
すると、やっぱり酸っぱい匂いはなくなって、その代り、大量にうんちが出た。
このまま投与し続けると下痢気味になりそうなので、とりあえず2日ほどでやめてみたが、
薬が効いたのか、ただの体調いまいちだったのか、よくわからず。
さすがに、一気に気温が下がった昨日は何となく活発度は低かったが、機嫌はいいし、
今日も久々の通園がわかったのか、朝早くから元気に目を覚ましてやる気満々だったので、
まあぼちぼち様子見。
 
今日は「豆遊び」だった。
感触遊びの一種。
力は手の感覚がなかなか追いついていないので、いい活動だ。
最初に先生がは大きな箱に入っている豆を、力のテーブルの上にある小さな箱の中に入れる際、
手を出させてみて、ざらざらざら~を体感させてみると、最初は、「お!」という顔になって驚いていた。
 
しばらくは、ざらざら音をきいていたが、それにもすぐに飽きたし、眠いのか、何となく楽しくはなさそうだ。
 
ざらざら~がうざくなったらしく、嫌な顔になってきたので、
次は豆が小さなお弁当箱サイズに入っているものを先生が持ってきてくれた。
こちらの方がよさそうだが、すぐに今一つ。
 
そこで、先生は、ビニール袋に豆を入れて、その中に力の手を入れて、豆入りビニール袋手袋状態にした。
 
イメージ 1これは、テキメンに響いたらしい。それも嫌な方向で。
それまで、私たちに手をにぎらせまいと、
両手を口に持ってきて指しゃぶりをしていたのに、
豆手袋になってからは、
手をテーブルの下にしまいこむ行動をはじめた。
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手をテーブルの下にもぐらせる動きは、私も初めてみた。
「なんじゃこの手はああああ~」、という静かな静かな反抗。
思わず笑ってしまった。めっちゃ嫌な顔やんかー。
 
 
豆遊びが終わり、テーブルをはずし、訓練靴を脱がせ、横にすると、別人のように元気になった。
まだまだ保育の中の遊びは力にとって「やらされ」感があるレベルなのだと思われる。
手を使うからなおのこと。
 
これが少しずつ、「楽しんで」できるようになれば、いいのだろうな。
これも多分、なんかちょっとしたきっかけなのだろう。
 
先週から給食を経口摂取再開しているが、今日はごはんと汁に加えて、巨峰果汁も食べてみた。
巨峰は初だったが、なかなかおいしかったらしい。
 
まあぼちぼち、がんばりましょう。