みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ウイルスはどこから?

力は夜半までしんどそうに起きていた。私は意識もうろう状態でいたところ、
ふえええん、と泣いたので、側に行くと、全身湯たんぽ状態だった。時計は4時。
 
すぐにアイスノンを替え、時間もあいていたので、3個目の座薬を入れたら、30分後には眠ってくれた。
これはいかんな、と、早朝から本格的に入院準備をして、待機。
少しだけ寝て、朝おねえたちの送りだしができたので一安心した。
おねえたちには、入院濃厚、と伝えていた。
 
すぐに病院に向かおうと思ったが、自分もしんどかったし、せっかく眠っているのを起こすのは忍びない、と、
目覚め待ちすることにした。
 
11時くらいに目をあけたので、主治医に電話し、耳鼻科を含めて診察をお願いした。午後からになった。
 
ぐっすり寝ていたので、私も今のうち、と、真昼にカーテン引いて、布団を敷いて1時間ほど仮眠。
その後、家を出る直前に、また力が目を覚ましたのでうんちとしっこ大量にした後に出発。
 
最初に耳鼻科に診せたが、中耳炎ではなかった。
主治医には採血してもらい、待ち時間に点滴タイムとなった。
 
力は採血時にぎゃおーと泣いたが、その後はまた眠り、熟睡していた。
 
採血結果は、細菌感染ではなくウイルス感染であろう、とのこと。つまり抗生剤は効かない。
ウイルスはどこからやってきたのだ?
まさに見えない敵。ホント、どうしようもないなあああ。
 
ウイルスを死滅させるために、身体が熱を発して守っている。
力みたいな、まだまだ弱っちいからだでは、ウイルスが退散する前に体がへばってしまうことが多いので、
入院して点滴して水分を補いながら治療する、ということになるのだが、
今のところ、下痢でもないし、注入もおとといから既に持続注入に切り替えているので、
身体に水分が入っていない、という感じではない。おしっこも出ているし。
呼吸状態はとても安定しており、吸引がほとんどないことも、いい材料だ。
 
とりあえず、前回の入院時で疑惑があったマイコプラズマの可能性もあるようなので、
それに効く抗生剤を処方してもらって、帰宅した。
 
帰宅後も、ほとんど眠っている。
体力消耗しないよう、身体の防御システムが働いているのだろう。
 
このままなんとか週末乗り切ることができればいいが。
とりあえず、今日のところは、2度目の入院回避。