みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

新年度新体制と注入ポンプ導入

本日定期受診。
 
通園して、早退して病院にむかおうかと思ったが、朝からあいにくの雨。土砂降りだ。
それでも、力の朝の目覚めが良かったので、通園するつもりで準備していたら、
うんちしてしっこしたら、二度寝に入り、すぐに熟睡体勢に入ってしまった。
通園はやめにして、午後の病院に集中することにした。
 
雨だから大変だろうと、ばあちゃんが付き添いできてくれた。
ばあちゃんは、力に会うのが久しぶり。
「あー、ちーくん、やっと、普通っぽくなってきたやん!」と言っていた。
 
今日の体重計測では、一月前の前回の激やせからは400g強増えていたので、まあまあ、というところ。
採血結果待ちの間に、主治医の受診が入った。
 
今年度から、新生児期最初からお世話になった医師が、異動で戻ってきて、再度主治医になってくれた。
昨年度までの主治医にも、本当によくしてもらって感謝であるが、
なんといっても、最初の、生命危機を何度もくぐった力を診てきて、
そのうち、何度かは、主治医のおかげでセーフだったこともあるほどの、お世話になった人である。
主治医に再度決まったと聞いて、家族中で、おおお!!やったああ!と喜んだものである。
 
主治医は、先日までの耳鼻科領域の手術や入院、退院後の経過を詳しく聞き、記録した後、
力を診察して、
「いやああ、ホントに、大きくなった!こんなにお兄ちゃん顔になったとはね!!」
と驚きの顔であった。なんといっても成長著しい期間、4年ぶりである。
 
0歳児の時の難聴が今では、聴力が格段に向上していることや、手足の動き、表情など、
さらに、気管切開を閉鎖する道程にいることなどに、
よかったよかった。がんばったなあ。ホント頑張った!と言ってくれて、私もうれしかった。
 
私からは、喘息治療の内服や吸入のことについて相談した。
内服薬が現時点でかなり多いので、(常時7種)、絶対に必要なもの以外を、少しずつ少なくしたい、というと、
内科的に、一種ずつ減らしていく方向で進めよう、ということになった。
 
次に神経科で採血結果を聞いた。
前回のかなりよくない状態からは全体的に改善しており、まだまだ絶好調とはいえないまでも、
右肩上がりなら、いいでしょう、ということだった。
「先月は、顔色がびっくりする位悪かったけど、何となく、普通な感じになってきましたねえ。」
と、安心の顔。
 
先週、新年度初登園の夜に、けいれんのような身体の緊張があったことを伝えると、
話を聞く限りでは、けいれん発作、と言えるかどうかは分からない、とのことだった。
それから続いていないので、大きく気にすることはないだろう、とのことで、こちらも安心した。
 
最後に、外科だ。本日のメイン。イメージ 1
力は経管栄養は、胃ろうボタンから行っているが、
まずは、胃ろうボタンの種類を替えた。
 
先月から経管栄養の専門の医師が、
力の外科主治医になったのだが、
その際、食事に、ペースト食を注入している、
というと、それなら、今のボタンだと詰まるでしょう、
と、胃ろうボタン自体を替える提案をしてくれた。
 
で、これになった。
入口が少し太く、丈夫そうでいい感じだ。
 
 
そして、このたび、とうとう、注入ポンプを導入することになった。イメージ 2
仕組みは、点滴と同様、設定すれば、
どんな速度であっても一定に注入することができる。
電源は必要だが、内蔵バッテリもあるので、
外出時もフル充電しておけば20時間はもつらしい。便利だ。
 
ちょこっと荷物にはなるが、
今までの手動調節からすると、格段の便利さ。
放置して就寝も可なのだ!おお!ワンダフル!
何かトラブルあれば、ピーピーとアラームで知らせてくれる。
訪問看護師さんなど、ケアしてくれる方の負担も減るだろう。
 
まあ、ホントは、0歳時期になんで導入できなかったのだろうと、
思いはするが、もう言うまい。過ぎ去った日々は越えたから。
 
業者さんに一度説明してもらったが、
入院時に点滴操作をよく見ているので、機器自体も身近だし、
一般人でも簡単に操作できるようになってるし、
操作はすぐに覚えられた。
 
栄養についての相談もしたが、
前回の方針通りでやってみよう、ということになった。
また、微量元素の補給のために、
食品系の注入素材を提案してくれたので、
以降ちょこっとずつ試してみようと思っている。
 
イメージ 3
 
力は結局、病院に行く際も、受診の際も、(採血しても!)ほとんどぼんやり寝ていた状態だった。
しかも、受診は、新年度体制だったことと、外科で新しい導入があり、診療時間ぎりぎりくらいまでいたので、
通園してたら、疲れただろうなあ、、と結果オーライだった。
無理せず、の路線位でないといかん。体重も、血液数値もまだまだ全快とは言い難いのだ。
 
しかし!
かかりつけ病院の新年度体制は、力に関しては、近年で最強かもしれない。
それぞれのスペシャリストのみなさんには、何を相談しても、速攻で回答が来て、さらに提案も聞ける。
ありがたいことだ。本当に。
これを機に、私ももっともっと情報や知識を得ていろんな質問をし、考えよう。頑張らねば~。
 
今年は通園も毎日になるし、どどーんと飛躍な年になればいいな!!