みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

ワクチン接種待機中

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週明けは打って変わって気温がぐっと下がった。
うちは、海に近いこともあり、夏はとても過ごしやすいが、冬はものすごい風と、低温。
幸いなことに、力を含めた子どもたち、寒いのはあまり苦手でないので、いいのだが、
晴れていても強風で洗濯物が干せないこと、
暖房が効きづらいことは、主婦としてちょっとね、というところ。

さて、力は先週、新型インフルエンザワクチンの予約ができ、今週接種することになっている。
最優先の順位で接種できることでありがたく安心もする部分もあるが、
手術が予定されている今、新しいワクチンを接種するという一抹の不安もなきにしもあらずだ。

でも、手術も迫っていることから、
できれば術前に二回接種して免疫を少しでもつけることができるのは一つのリスクヘッジ
予定されている一回目をまず順調に接種してこそだし、季節性ワクチン(二回目)との兼ね合いもある。
体調万全にて接種するべく、念のために週明け通園はせずに自宅待機にした。

力は、週末ものんびり過ごしたにもかかわらず、今日園に行かないことをわかっているかのように、
昼前までぶっ続けで寝ていた。大の字で、12時間以上。
その間吸引せずだったので、起きてからげぼげぼとせき込んでいた。それにしても良く寝ていたもんだ。
ぐっすり眠れば機嫌もいい。もう少し気を抜かずに、体調管理頑張っていこう。


さて、その、新型インフルワクチンのこと。

力がお世話になっている病院は、当地では基幹病院の一つと位置付けられている。
力のお友だちは、ほとんどが、力と同じ病院か、近隣のいくつかある大学病院などの、
大きな専門的な施設にかかりつけている。
通園施設に通うことで、それぞれの医療機関のことや医師のこと、薬や治療法のことなど、
大人同士で情報交換できることが、大きなメリットの一つである。

ただ、情報交換といっても、やっぱり難しい部分も多々。
あの店安いよ、などというレベルなら、情報逃しても、くやしー、と一時思えば済むことだが、
知らずにいたことで命にかかわることがあるかもしれない子どもたちばかりだ。
大きく同じと区分けをされている肢体不自由児、といっても、
症状の軽重はそれぞれ、似たところはあっても一人として同じではない。
また、心配どころも、家族や周囲の環境も違う。悩ましいところだが一般論になりがちだ。

今回の新型インフルワクチンについては、おそらく、日本で初めてのこんなケースのため、
からして混乱している。実施医療機関も当然だし、
末端の一般人はいろんな情報に惑わされぐらぐらするのは当然だ。

そんな中、優先順位がついたワクチンが順次接種されるという。混乱が起きないわけはない。

接種がいち早く決まったうちは、安堵と心配を兼ねながらその後通園して、
昼休みの情報交換の場である保護者控室に行くと、やはり、皆さん、かなりヒートアップしている。
どうやら、当地基幹病院の中で、接種が決まったのは、力がお世話になっている病院だけらしい。
どうにかして、一日でも早くわが子に接種させたい気持ちは、園に通う大人たち共通だ。
他の基幹病院の接種体制未完を、とても恨めしく思った。

それにしても、いろんな情報が飛び交う中で思ったのは、
確実な情報をつかむにはどうすればいいのか、というのは、日々の努力のたまものだということ。
たくさんの中の口コミ情報は、ものすごく早いし、当たりが多いのは間違いない。
でも、はずれ、も隠れている。飲食店や商品の口コミは、サクラも多い。それが落とし穴だ。

手に入れた情報は、面倒でも確実なところへ問い合わせして確認することが重要だ。
それには、確実な情報を虚偽なく知らせてくれる方面と、
日ごろからしっかりとコミュニケーションをとっておくこと、それに尽きる。
今回のワクチンの件では実際、情報収集能力抜群の友人から情報を得たことで、
力を第一陣に乗せてもらうことができたのだ。ありがたい限り。
主治医や他の医師や医療スタッフにヒアリング行った上での成果だ。

12月からはさらに混乱が予想される。
流布している情報に惑わされず、最後は必ず自分で確認することを、ぜひ!