世界陸上2009が始まった。今年はベルリン大会。
ヨーロッパ国での開催大会は、日本でのLIVE観戦がかなりしんどい時間帯。
でも深夜まで頑張って起きて(または早朝目を覚まして)生で観る醍醐味は、ならでは、だ。
さて、今大会の競技場は、最近採用され始めている青色のトラックだ。
もともとのオレンジ茶色から青色に代える効果として、
選手たちが精神的落ち着きを与えられ、記録を狙いやすい、ということらしい。
現に、採用された他の競技場では、好記録がたくさん出た、との報告もあるそうだ。
デメリットとしては、
試合運営側には、マーキングの色に規制が出ること、
作り手側としてはコストアップ、
他に、鳥が海と勘違いして墜落してくることもあったらしい。
確かに、空から見ると、大きなプールみたいだ。
青色トラックを実際見たことがないので、
場にいる選手たちの目にどう映っているかは、何とも言えないところだが、
テレビ画面を見る限りでは、目には優しく感じる。
青色トラックを採用しているだけあって、
他のフィールド色もグラデーションを使ったりしてデザイン度が高い。
青色自体について、
いくら鎮静作用がある青といっても、あまりにも彩度が高いと効果は薄いのでは、と思って見ていたが、
スポーツ施設、という性格上、また、芝生の緑が鮮やかな季節柄もあり、
採用されている青色のバランスは、悪くはない。
これで、好記録続出すれば、青色トラックがこれからのスタンダードになるかも?
と興味を持って、いきなり大会目玉の男子100mを楽しみにしていたが(結局寝てしまい録画で)、
結果、北京五輪で世界の度肝を抜いたウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、
異次元なマジ走りで、すごい世界記録をたたき出して優勝した。
録画でも鳥肌ものだったこのレースを観て、
青色トラックは、確かに好記録には効果があるのかもしれないが、
すごい超記録には、ほとんど関係ないだろうと、確信。
地べたが青だろうが、赤だろうが、黒だろうが、全く関係なし。ウサイン・ボルト。
青色トラックがこうして話題になるのは、世界陸上のようなトップレベルの選手達が集う場だから。
色の効果に注目が集まるのは、とてもいいことだと思う。
好記録効果がなくても、選手や観戦する多くの人に好印象を与えるようなデザインであれば、
それはまさに、効果、になるのだろう。
以降の競技も、楽しみだ。睡眠不足一直線。
それにしても、
世陸メインキャスター織田裕二の今大会のテンションが低いような気がするが気のせいだろうか?
ここに、青色効果が???鎮静効果??