みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

「ツレがうつになりまして。」

イメージ 1

先月末からドラマ化(全3話)され放送されている「ツレがうつになりまして。」略して「ツレうつ。」

(主演)藤原紀香ねえ、ふーん、と思いつつ、チェックしておこうかなと思いつつ、
初回は忙しさにスルーしてしまった。
そして第2話目が放送されたが、ちょうど力が眠ってしまったタイミングで途中から見ることができた。

ツレうつ」の原作は漫画本だ。筆者が体験談を漫画にしたもの。
ゆる系のイラストで展開するノンフィクション。

「うつ」については、私もよくは知らない。
でも、確実に、ここ10年ほどの間で、
自分の周りで、「うつ」という言葉を聞くことが、激増したと思う。

かくいう私も、力のシビアな局面の際、悩み悩みの毎日で、
きっとくらーい顔をしていたのだろう、はたまた、ウキーっと切れていたのか、
「あいつは、うつ、になってはいないか?」
と、心配されたことがある。

後日、間接的にそれを聞いた私は、なんだか猛烈にムカついてしまい、
「この状況で自分がうつに持っていかれてどうするんじゃ!」などと、息巻いていた。
本当のところはどうだったのかはわからないが、何事もなく今に至るので、大丈夫だったと思われる。
これもまた、周りの皆々さまのおかげなのだろう。ありがたいことである。

それにしても、実態をよく知らない。こんなによく聞く言葉だというのに理解度低い「うつ」病。
患者はすでに国内で100万人を超えたという。
把握される数はきっと氷山の一角で、もっともっとたくさんの人が苦しんでいるのではと思う。

筆者が「うつは心の風邪のようなもの」というだけあって、
多分、現代社会に生きる人たちの多くがかかる可能性大、
もしかするとほとんどの人が既に軽くかかっているのかもしれない、と思わされたドラマ第2話の内容。
何かよくわからんが、涙が出てしまった。

風邪のようだ、といっても、風邪のように簡単に治るものではない。
ある程度長いスパンで付き合っていかねばならないため、周りの人の理解と協力は不可欠である。
この、うつを患う人の周りにいる人達の姿勢や意識の持ち方は、
万人に共通の、人と人とのかかわり方の原点のような気がして、
うつ、だけにはとどまらない、深い話だと思った。

ドラマ的にも、スッピンのりか&原田泰造、なかなかの熱演であるし。

第1話目を見逃して残念~!と思っていたら、再放送が決まったそうだ。
興味持った方は、是非まとめてどうぞ!

「ツレがうつになりまして。」(全3回)
第1話「突然の発病」(再) 総合テレビ 6月11日(木)午後4:05~4:48
第2話「夫婦崩壊!?」(再)総合テレビ 6月12日(金)午後4:05~4:48
第3話「春の予感」総合テレビ 6月12日(金)午後10:00~10:43