みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

未確認飛行物体の顛末

最近の力の不調を受け、
寝入りばなに呼吸不全に陥ってしまう恐れがある力の観察のため、
すっかり眠ってしまうのを見届けるまで、眠ることができなくなった夜を過ごす母。
いつを区切りとするか、見極めは難しいのであるが、
ラストの注入もあり、どうしても二時近くの就寝になる。

先日、力は既に不調をほとんど脱しており、すっきり眠ってしまって1時間余。
夜中の一時頃だった。
まだ注入も終わっておらず、眠いが寝ちゃダメだ、と思いつつしんどく起きていた。
頭をすっきりさせようと、ベランダの外に。

月がぼんやり出ており、眺めていると、月の近辺に3つの光。

遠くだったが形状はいかにも飛行機だ。直線状に、真中に赤い光、両側に白い光で明滅しながら動く。

でも、夜中だよ?深夜だよ?
こんな夜中に、飛行機、飛ぶわけ?
などと、思いながら、ずーっと眺めていた。どんどん遠ざかり、ついには見えなくなった。

今の、何よ?

それから、検索が始まった。すっかり母だけが覚醒してしまった。


実は、子どもの頃、UFOらしき未確認飛行物体を3度ほど見たことがある。
3度のうち2度は、今回と同様、なんだか眠れないなあ、と窓を開けて見上げた時に偶然。
もう1度は、私が子どもの頃観測された1982年の惑星直列の日に、家族で空を眺めている時に。

3度とも他に目撃者がいなかったため、誰も信じてくれなかった。

今回は、いかにも飛行機なのだ。でも、その「いかにも」が大変怪しいと思ったのだ。偽装?

航路を検索するも、わからず。
翌日、友人たちに話したが、へええ、と聞いてはくれたが、回答は得られず。


その夜に、おねえ達に、子どもの頃の目撃証言と共に、昨夜のことを話した。
下のおねえなど、えー、怖いよう!と、真面目に聞いてくれた。

母:でもさ。子どもの頃、話しても、みんな信じてくれんかったっちゃんね。
えー、嘘やろー、夢でも見たっちゃない?とか言われたけん、それからは、
友達にも、家族にも、見たって言わんことにしたと。ちょっとショックでさー。

と言うと、

N&R:えー、お母さん、私は信じるよ!お母さんのUFOの話!

と、フォローも入っていたのだろうが、一生懸命に言ってくれた。
ありがとうありがとう、キミらだけよ。こんなにまともに聞いてくれたのは。。。


こんな会話があった後、やはり気になり、夜中に調べていた。
力は、明日から新学期ということがわかったからか、
ものすごいハイテンション夜なべくん状態で起きていたのもあり。

すると、偶然、同じように当地で深夜帯に飛行機を見たがあれはなんだ?
と質問し、回答を得ているサイトを見つけてしまった!
おお!なんと、スペシャルタイムリー!

読んだ。

結論。
飛行機だった。

海外の国際線だ。当地近くには、飛行目印とする航空無線標識(電波灯台)があるらしい。
空港の深夜発着は制限されている当地であるが、上空の飛行制限はないという。

あまりにも現実的で具体的な回答を、深夜に得られて、
今思えば、宇宙人の偽装では?などと、すっとんきょうに勘違いした自分はさておき、
全く、インターネットってやつはすごい!と、改めて思った次第である。

また、夕食時に、この顛末をおねえ達に報告した。

母:あのさあ、実は、昨日の夜中、調べたら、お母さんが見たのって、やっぱ、飛行機やったらしい。
R:えーなんだーよかったー、ホントにUFOやったら、めっちゃ怖いと思いよったと!
N:なんだー、じゃさ、お母さんが子どもの頃に見たのも、実は全部飛行機やったっちゃないと?

がーん。
ホント、そうかもですねえ。。。。。