みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

おねえたちの美人論

上のおねえNが、○×のお母さんは美人で~、などと、最近よく話すようになったので、聞いてみた。

母:ねえ、美人って、どんな人のこと、いうとよ?
N:えー、○×ちゃんのお母さんみたいな人。
母:○×ちゃんのお母さん、知らんもん。たとえばお母さんが知っとう人で誰よ?
N:あー、あのねえ、Yくんのお母さんとか、Sくんのお母さんとか。
母:あーなるほど。それなら、わかるよ。確かに、美人やね。じゃ、R(下のおねえ)はどうよ?
R:あのねえ、Sのお母さんとか、Nちゃんのお母さんとか、あ、M-くんのお母さん!
母:あーなるほどねえ。そうやねえ。みんないいよねえ。じゃさ、君らのお母さんはどうよ?
N:えー、そうねえ、美人、ってことはないと思う。
R:お母ちゃん美人美人!
母:R、お母さんに気を遣わんでいいとよ。あのさ、美人って、どういう人のこと言うとかいなね。
N:あのねえ、まずは、お母さんみたいに急に歌いだしたり、変なこと言わんで美しい人のこと。
R:あのね、ハイヒール履いてスカート着とう人。
母:美しい、って顔だけじゃないっちゃない?美しいと美人は、違うと思うけどなあ。
N:そうねえ、よくわからん。
母:わかった。じゃNの美人は、冗談とか言わんまじめておとなしめな女の人らしい人ってことやろ。
  Rの美人は、スカート履いておしゃれにしとう人ってことじゃない?
N:そうねえ。お母さんは、「美人」と「普通」の中間くらい。
R:お母ちゃん美人美人!

その会話のすぐ後に、夫から電話。
Nは、その美人論をそのまま夫にぶつけ、お母さんが美人と思うか否かを強硬に質問していた。
後から内容を話してくれた。

N:あのねえ、お父さん、お母さんのこと、美人、とは言わんやったよ。
母:そう、そりゃー、美人、とは言わんちゃない。
N:でも、美人、って感じじゃないよね。お母さんは。
母:そりゃ、自分が一番よく解ってっとーけんさ。で、お父さんは誰が美人、って言いよったと?
N:あのねえ、それがさあ、わけわからんと。「姫川亜弓(byガラスの仮面)」って。なんじゃそれ。
母:姫川亜弓て、それ、人間じゃないじゃん。マンガじゃん。

こんな父の真摯でない受け答えは、近いうちの娘からのシカト攻撃を受けるであろうと想像できる。

母:ま、美人て、決まりないし、人それぞれ、ってことやん。それでいいっちゃない?
R:お母ちゃんは、べっぴんちゃん!
(母思わず爆笑)

ありがとねR。いつまでこう言ってくれるのかしら。
もちょっと、こぎれいにせな、いかんね~。