みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

節分だ!豆まきだ!大吉だ!

この時期に毎年、隣県のおじさんおばさんから、とれたてのトマトをおくっていただいている。
とれたて野菜のおいしさは、本当に幸せ気分になるものだが、
このトマトは、まるで果物のように、おやつ代わりになるほど。
娘たち、塩だけかけてパクパク食べていた。

力は年初から、少しずつ口で食べる練習をしているが、
もともとトマトのような酸味ものがとても苦手。
でもこれなら、と、少しだけ塩味をきかせた贅沢トマト水煮スープを、食べさせてみた。

すると、いつもなら、口に入れた瞬間ペッと吐きだすところ、ちゃんと口の中で味わっているかのよう。
飲みこんだかどうかはよくわからないが、大の苦手のトマトを嫌がらなかったのは初めてだ。

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子どもというのは、本当においしいものに正直である。


さて、このトマトと、鰯をメインにした夕食の後は、季節のお楽しみ、「節分だ!豆まきだ!」である。

節分の豆まきは、クリスマスやバレンタインなどに押され、
今となっては、「恵方巻を吉方に向かって黙って食べること」がメインであるかのような、
メジャーとは言えない位置づけになっている感があるが、
私的には、豆まき自体が、冬の外せない行事。
子どもが成長するにつれ、ますます楽しいものになってきた。

今日は残念ながら雨天だったので、ベランダまで出ての追いかけっこ豆まきは断念して、
趣向を変えて、的当てゲーム方式にした。

ルールは、鬼面の的を立て、「鬼は外!」と大声で言いながら豆を投げて倒す、
倒した人は、豆をもらって年の数+1個を食べることができる。
食べることができれば病気をしない、というのは、おなじみのこと。

最初におねえたち。
下のおねえRがトップバッターだったが、
的が小さかったことと、気負いからか、なかなか当たらず。
当たらず倒れずの鬼面が憎らしくて、とうとう泣きだしてしまった。
いいぞいいぞ、それくらいの心意気で~。
それでも何とか当たった時は満面の笑みで豆をもらっていた。よしよし。

上のおねえNは、Rのを見て参考にしていたらしく、結構楽に当てて勝利!こちらも満足。
(ちなみに、小さな的を、小さな豆で狙うのは、やってみると結構難しく、
大人の私も、なかなか当てられなかったことを付け加え。)

トリが力だ。
今までの女性陣のやることをじっと見ており、興味を持っていたようである。

もともと手に握ることがあまり好きではないので、握らせてもすぐに手放してしまう。
手伝ってやって、何とか投げられた。
小さな豆は握るのが難しそうだったので、次に、豆入り小袋を握らせて投げてみた。
これは、力的にはヒットだったらしく、いくつか投げているうちに、
おねえたちもやんやと囃すし、ますます楽しくなって手足をばたばたさせていた。

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昨年は、投げる、ということをやっとできた、という感じだったが、
今年は、豆まきイベントを楽しんでいた風な力。
一年でずいぶん成長したなあ~。

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全員ちゃんと的に当てることができたから、きっとこの一年も、元気で過ごせるだろう。大吉大吉!


鬼は外!
福は内!!