2008クリスマスネタの続き。
結局、母は力は寝ているにもかかわらず、おねえ達待ちで3時まで眠れず。
それでも、どうにか、目的は果たしたので安心して就寝。
朝方、力の吸引でもうろうと起きる際、ガサガサっと何か手に触った。
枕元に何か置いてある。見ると、
「お母さんへ」
飾り付けられた、おねえ達それぞれからのクリスマスプレゼントの手紙だった。
実は私、クリスマスの思い出にまともなのがない。
サンタさんを信じていた小学校低学年の頃、
いそいそと靴下を下げて、心待ちにしていた翌朝、
何か入っている!と、手を入れてみたら、
「五円玉」!
何で?五円玉なのだ???低学年ながら、ショックを受けた。サンタさんて???
お小遣いのつもりなのだろうか?これで何かの足しに、と?いやいや額が微妙すぎる。
さすがに、友達に言えなかった。
「うち、こんかった、サンタさん。」
傷を引きずりながら、翌年。
今年こそはと期待しながらの翌朝。
何か入っている!と、手を入れてみたら、
「饅頭」!
えええええ?
饅頭?食べろってこと?クリスマスに饅頭???
昨年の五円玉以上のショックを受けながら、
父の仕事机をふと見ると、同じ饅頭が入った菓子箱を発見。
!!!
サンタなど、この世におるわけない。そんな都合のいいことなど、と、瞬間悟った私。
にしても、机に置いとくか?無神経にもほどがある。
それから二度と、靴下を下げなかった。
クリスマスプレゼントも、二度と来なかったし、現実にも親からもらうこと一度もなく、今に至る。
ずいぶん後になって、当人たちに話したのだが、
当人たち、えー、そうやったっけ?うーん、思いだせん、と、
子ども心を痛く傷つけたことなど、お構いなし。さすが、私の父母である。
今となっては、相当な笑い話として、思いだすごとにだれかれとなく話しているネタだが、
今年のクリスマス前に娘たちにちょっと脚色して初披露した。
(饅頭の菓子箱が父の机の上にあったことを省略)
「~ということで、お母さんにはサンタさん、2回しか来てないとよ。
しかも、五円と饅頭しかもらったことない。(ここで娘たち、「わーかわいそー!」)
キミたちは、いいなあ、リクエストしたものがもらえてさあ。
多分、お母さんはいい子でなくて、キミたちはいい子やけんやろーね。
いいなあ、うらやましいなあ。お母さんも子どものころ、もっといい子にしとけばよかった。」
との結論にて笑い話を終了していたのだ。
この話を受けてのことらしい。
クリスマスの早朝(4時半!)。
夜遅くまで粘っていたにもかかわらず、起きてプレゼントを獲得したおねえ達、
おかーさんにもプレゼントをあげようよ、と、
まだ真っ暗な中、クリスマスっぽく装飾した手紙を、
それぞれ書いて私の枕元に置いてくれていたのだった。
おねえ達、外が明るくなってきた頃にやってきた。
「おかーさん、サンタさん来たよ!(とプレゼントを見せながら)
おかーさんも、プレゼント、きとーよ!Nサンタと、Rサンタからよ!」
N:おかあさん、メリークリスマス!Nがちょっとしたものをつくったんだよ。よろこんでくれるかな?
Nより。(with手作りカード)
R:手紙1;おかあさん、いつもありがとう!もうすぐお正月だしRのおたんじょうびもあるね!
ほんとうにブーツかっていいのかな?(※注:誕生日にブーツを買う約束をしている)
クリスマスはたのしい日だね!メリークリスマス!
手紙2;おかあさん、いつもたいへんだね Rもてつだうよ!もうクリスマスはおわりだけど
こんどはお正月とRのたんじょうびだね。たのしみだね!
Rの手紙など、自己チュー色ばりばりだが、
それでも、読んで、うるうるを我慢するのが大変だった。
手前みそな親バカな話ではあるが、
クリスマスも捨てたもんじゃないな、と、今年初めて思わされた。
いやはや、キミたちがいるから、頑張れる。
来年も頑張っていこ~う!