「一つの目標としたい」
と自身言っていたテニス全日本選手権で、今年10年以上ぶりに現役復帰したクルム伊達公子が優勝した。
もともと唯一応援していた日本人テニス選手だったし、
同世代だし、ブランクを経て挑戦している彼女の「一つの目標」であるこの試合は、
楽しみにしていた。
地上波中継がないので報道で知る限りだったが、
あれよあれよと勝ちあがっていき、とうとう第一シードも破って決勝も完勝。
決勝だけは録画だったが放送があったのでテレビ観戦したが、
終始伊達ペースの試合での勝利は、大変感慨深かった。
「今はもう一人じゃない」
という精神的支柱の家族や周辺が、復帰してきた伊達の強さの元なのだろうが、
やはり、スポーツは心技体だ。
どれが欠けてもいけない。
才能がいくらあっても、努力なしにはなし得ない。
38歳なのに!などと、よく言われているが、
彼女の鋼のような体は、一朝一夕で構築できるものではない。
5月に実際近くで見た伊達の体は当時もとても驚いたが、
今日画面で見る限り、あれから半年後の今は、さらに絞り込まれ締まっていたと思う。
他の現役若手選手と比べても違いは顕著であった。
これから世界にも挑戦するとのことだが、きっとやれるに違いない。
「継続は力なり」
「限界はないと信じて」
そんな言葉とともに、今日のクルム伊達の優勝に私も元気をもらった。
頑張るぞう!