みんなのチカラに~ぼくが力になれること

産まれてすぐに救急搬送されたチカラは、 5万人に1人とされるトリーチャーコリンズ症候群と診断された。 箇条書きでも1枚に収まらないほどの手術や入院を繰り返した2005年からの10年。 これからどんなことが待ち受けているのか。 もう、チカラも家族もどんとこいの力が備わりつつある。はず。

クルム伊達公子全日本制覇

「一つの目標としたい」
と自身言っていたテニス全日本選手権で、今年10年以上ぶりに現役復帰したクルム伊達公子が優勝した。

もともと唯一応援していた日本人テニス選手だったし、
同世代だし、ブランクを経て挑戦している彼女の「一つの目標」であるこの試合は、
楽しみにしていた。

地上波中継がないので報道で知る限りだったが、
あれよあれよと勝ちあがっていき、とうとう第一シードも破って決勝も完勝。
決勝だけは録画だったが放送があったのでテレビ観戦したが、
終始伊達ペースの試合での勝利は、大変感慨深かった。

「今はもう一人じゃない」
という精神的支柱の家族や周辺が、復帰してきた伊達の強さの元なのだろうが、
やはり、スポーツは心技体だ。
どれが欠けてもいけない。
才能がいくらあっても、努力なしにはなし得ない。
38歳なのに!などと、よく言われているが、
彼女の鋼のような体は、一朝一夕で構築できるものではない。
5月に実際近くで見た伊達の体は当時もとても驚いたが、
今日画面で見る限り、あれから半年後の今は、さらに絞り込まれ締まっていたと思う。
他の現役若手選手と比べても違いは顕著であった。
これから世界にも挑戦するとのことだが、きっとやれるに違いない。

「継続は力なり」
「限界はないと信じて」

そんな言葉とともに、今日のクルム伊達の優勝に私も元気をもらった。

頑張るぞう!